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吉城高理数科3年生が半年以上取り組んできた研究の成果を発表

印刷用ページを表示する掲載日:2022年6月28日更新

6月28日(火曜日)吉城高校 

 

吉城高校理数科の3年生が同校体育館で、理科や数学などの分野で取り組んできた課題研究についての成果発表会を行いました。

授業での学びを通し、日常生活を観察する中で見つけた課題について、仮説・検証・分析といった科学的方法で1年間研究を進め、その成果を報告するもの。発想力や問題解決力、論理的思考力を養うことを目的としています。また、説明資料の作成や論理的な説明、質疑応答などを通して、生徒の表現力や思考力のレベルアップも目指しています。

今回は、理数科の3年生25人が5班に分かれ、それぞれ行った研究成果についてスライドを用いながら、図や写真、動画なども交えて紹介しました。実験の結果や得られた考察、まとめなども報告。同科の1、2年生48人が発表に耳を傾け、質問をしたりしながら熱心に聞いていました。

「数学2班」は、太陽光エネルギーを熱エネルギーに転換し、電源を使わずに調理ができる器具「ソーラークッカー」について調べました。ソーラークッカー内の太陽光が集まる焦点を数式で表し、効率よく熱を得られる箇所を調べたり、実際に作ったソーラークッカーを使って水を温める実験などを実施。水温の上昇や、太陽光が集まる焦点の座標を確認できたことなどを報告しました。

1年生の永山達巳さんは「難しかったけれど、ソーラークッカーについて数学で表して、結果まで出しているのはすごい。2年後は自分たちもやるので、良いお手本になりました。こういうふうにやるというのが良く分かりました」と感想を話していました。

今回はこの他、「化学班」による「錆をして錆を守らしむ~錆に錆を守らせる」、「物理班」による「カーリングの謎に迫る!」、「数学1班」による「プログラミングの可能性」、「生物班」による「驚異の再生能力」などの発表がありました。

すべての発表を聞いた東北大学ニュートリノ科学研究センターの古賀真之准教授は、それぞれの研究について私見や疑問点などを話しながら、「出てきた結果について客観的にまとめるという事がすごく大事。いい加減なまとめ方をすると、後で方向性を絞りきれなくなってしまう」などと研究の進め方などについてもアドバイスしました。また、「教科書で勉強するだけでなく、得た知識をどう生かすか、失敗をどう乗り越えていくかを経験することがとても大事。今回は非常に良い経験ができたのではないか」と話し、エールを送りました。

発表会の様子(1)

発表会の様子写真

発表会の様子(2)

発表会の様子写真

発表会の様子(3)

発表会の様子写真

発表会の様子(4)

発表会の様子写真

発表会の様子(5)

発表会の様子写真

発表会の様子(6)

発表会の様子写真

発表会の様子(7)

発表会の様子写真

発表会の様子(8)

発表会の様子写真

発表会の様子(9)

発表会の様子写真

発表会の様子(10)

発表会の様子写真

発表会の様子(11)

発表会の様子写真