6月3日(金曜日) 吉城高校
吉城高校が授業の一環として行っている芸術鑑賞会について、生徒と一緒に一般の方にも楽しんでもらおうと、同校の生徒が招待する企画を立案・運営し、市内外の人の参加を呼びかけています。これを受け、このほど報道関係者を招いた会見を行いました。
今回鑑賞する演目は「東京演劇集団 風」が上演する演劇『TOUCH~孤独から愛~ORPHANS』(ライル・ケスラー作)。孤独を抱える3人の孤児が出会い、互いに相手と真剣に向き合うことで、新たな第一歩を踏み出していくという物語。6月24日(金曜日)13時10分から15時20分ごろまでの上演予定で、会場は古川町の飛騨市文化交流センターです。入場無料ですが、一般の方の鑑賞は原則事前予約制で、先着250人限定となります。
同鑑賞会は、これまで生徒のみを対象として3年に1回の割合で開催されており、昨年もオペラの鑑賞が行われています。今年は、一般の方を招待することで地域へ還元することを目的の一つとしていることから、「飛騨市魅力ある高校応援助成金」の交付を受けて開催されることになりました。
一般の方を招待することになり、同校の生徒会が中心となって告知や募集の方法などを検討。チラシの作成やその置き場所など宣伝について試行錯誤し、準備を重ねてきました。
チラシ1,000枚を作成して、地元の郵便局や保育園、駅などに置いてもらったり、シニアクラブを通じて配布してもらったりしました。また、同校や市のホームページ、ツイッター、フェイスブックなどでも告知し、スマートフォンで予約できるようにもなっています。スマートフォンを利用していない人に向けても、有線放送や回覧板で告知したり、申し込みはがきの配布なども行っています。
「特に独居のお年寄りの方や、育児で大変な子育て世帯の方に見ていただき、コロナ禍での寂しさを紛らわせたり、ほっとできる息抜きとして見ていただけたら」と同生徒会の会計を務める平川彩菓さん(2年)。生徒会長の森本翔太さん(3年)は「コロナ禍の今だからこそ、普段はあまり体験できないことを体験してほしいです。出かける目的が見つからない人、忙しくて出かける機会がない人に、日ごろと違う時間を体験してもらえたら」と話し、参加を呼びかけていました。
当日は、新型コロナ感染予防対策として、各人の体温や体調を記した健康チェックカードの提出が必要となります。
詳細は、吉城高校ホームページ<外部リンク>をご覧ください。
【問】吉城高校特別活動部
電話0577-73-4555