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鉱山資料館リニューアルに向けた提言書がまとまりました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年6月9日更新

​6月8日(水曜日)市役所

神岡鉱山の歴史や産業遺産などを紹介している展示施設「鉱山資料館」(神岡町城ケ丘)のリニューアルに向けて発足した「鉱山資料館リニューアルコンセプト検討会議」がまとめた提言書が市に提出されました。

同施設では、かつて東洋一と呼ばれたという神岡鉱山に関する採掘に使われた機具や採掘された石、工程を説明するパネルや模型などを展示し、その歴史や産業文化などについて紹介しています。昭和42年の開館以来、展示の見直しや改修などが手つかずとなっており、地元経済団体や住民から展示のリニューアルを求める声が上がっていました。

市は、令和2年度に「令和版神岡のまちづくり検討会議」を設置。各種団体のメンバーや市民らが今後の神岡町の具体的なまちづくりについて話し合い、提言書をまとめました。これを受けて、令和3年度には同施設の耐震調査を実施し、今年1月に設置されたコンセプト検討会議で、リニューアルに関する基本コンセプトについて検討を重ねてきたところです。

市では今後、今回の提言書をもとにリニューアルの基本計画や基本設計について公募型プロポーザルを実施し、提案を広く募って、今年度中に具体的な方向性についてまとめていく予定です。

当日は、コンセプト検討会議で座長を務めた富山大学都市デザイン学部の安江健一准教授、委員を務めた飛騨市観光協会神岡支部の藤田栄支部長が市役所を訪れ、都竹市長へ提言書を手渡しました。

提言書では、展示が古くなっていることや老朽化が進んでいること、鉱山と神岡町との関わりや歩みを知ることができないこと、バリアフリー化がなされていないことなどを指摘。「鉱山のまち神岡の歴史と文化を後世に繋ぐ」をメインコンセプトに、「親子で遊びながら学べる」「臨場感のある体験ができる」「鉱山とともに歩んだ神岡町の歴史や人の営みを伝える」「他施設との連携を強化する」など幅広い提案を盛り込んであります。

都竹市長は「神岡の子どもたちが『鉱山』という言葉を口にしないことを心配している。ここで何かをしておかないと、あと10年経つと、鉱山のことを何かやろうという人もいなくなってしまう。なんとか成し遂げて後世へ残したい」などと述べました。
安江准教授は「多くの意見を反映させたいので、検討会議で出てきた意見や過去のアンケートも含めて多くの声を取り入れ、そこから積み上げて提言をまとめました。地域の方が自慢でき、関わっていくものができて、地域づくりの拠点の一つになれば」などと話していました。

 

提言書提出の様子(1)

提言書提出の様子(1)

 

提言書提出の様子(2)

提言書提出の様子(2)

 

提言書提出の様子(3)

提言書提出の様子(3)

 

提言書提出の様子(4)

提言書提出の様子(4)

 

提言書提出の様子(5)

提言書提出の様子(5)

 

資料(1)

資料(1)

 

資料(2)

資料(2)