7月10日(日曜日) 神岡町東雲地内
飛騨市を代表する観光スポットの一つ「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」を運営するNPO法人神岡・町づくりネットワーク(鈴木進悟理事長)が設立20周年を迎え、同町の旧奥飛騨温泉口駅で記念モニュメントの除幕式を開きました。
同NPOは町内の自然や文化、歴史資源などを通して新しい時代への継承、交流人口の増加を目指すため2002年10月に設立。町内の観光施設の維持管理や観光客誘致などに努めています。
モニュメントは神岡鉱山で鉱石の分別に使われた直径3メートル、重さ3トンの歯車に、坑道の線路とレールマウンテンバイクを組み合わせたものです。このほか福井県旧和泉村の中竜鉱山で使われた削岩機や鉱石運搬車両も展示して「鉱山の町神岡」をアピールしています。
除幕式には神岡鉱業など地元経済界を始め、市と市議会関係者らが参加。初めに鈴木理事長が20周年を迎えた感謝の言葉を述べ、レールマウンテンバイクについて「今シーズンの来場者はコロナ前の2019年のすでに4割増となっており、年内には初めて6万人を超えるのではと期待しています」と報告されました。
また、都竹市長はお祝いのメッセ―ジの後「鉱山の町だった神岡の歴史を知らない子どもたちが増えていますので、歴史を刻んで来られた皆さんの力で鉱山が神岡の町や文化を築き上げたことを教えていただければありがたいです。子供たちもこのモニュメントを見て、町の歴史を知りたいという願望が現れるのではないでしょうか。ガッタンゴーのピーアールにも一役買う大変意義深いものです」と話しました。
会場の奥飛騨温泉口駅にはこの日もレールマウンテンバイクの出発を待つ多くの観光客で賑わいました。