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地元のスペシャリストが体験授業などを行いました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年7月13日更新

7月11~15日(月~金) 古川中学校

各界で活躍している地元の専門家を招き、体験を通じた学びを行う「古川中学校スペシャリスト講座」が連日開催されました。

地域を支えているスペシャリストから、本物の知識や技能だけでなく、取り組みへ向けたそれぞれの熱い思いなどを学んでほしいと企画されたもの。これまでも同様の授業は単発的に実施されてきましたが、今年度は新たなカリキュラムとして、授業や学校行事などさまざまな機会を活用して実施に力を入れ、今年度中に20人ほどの講座を予定しているそうです。


【社会で役立っている『還元反応』を学びました】

アルプス薬品工業株式会社の社員が同校を訪れ、2年生の生徒を対象に授業を行いました。同社で実際に活用されている化学反応などについて実験を通じて体験してもらい、理科の勉強が社会で役に立っていることを実感してもらおうと行われたもので、今年で4年目となります。

今回は、同社研究開発部主席研究員の郡司祐樹さんが講師となり、デンプンを用いた還元反応の実験などを行いました。生徒らは、デンプンの水溶液にヨウ素を加えると青紫色になるヨウ素デンプン反応を確かめた後、この水溶液を温めると反応が消え、再度冷やすと青紫色になる実験を実施。上手くいかないグループもありましたが、「これは温めた際にヨウ素の成分が飛んでしまったのが原因です」などと解説しました。

また、試験管に入れたデンプン水溶液に、唾液にも含まれるアミラーゼ水溶液を加えて混ぜ合わせ、そこへ試薬を加えて温めると試験管内に銀膜が付着する銀鏡反応にも挑戦。生徒らは、試験管内のさまざまな反応に見入っていました。

実験後、山口蒼人さんは「いろんな色に変わったり、試験管を湯につけると色が消え、水につけると元の色に戻ったりと、マジックみたいで楽しかった。また、銀などの金属を取り出す実験も面白かったです」などと感想を話していました。

郡司さんは「私たちは薬の有効成分をつくるのに、生徒さんが学校で習っている還元反応を使っています。理科の授業で習うことが、世の中の役に立っているということを知ってもらえたら」と話していました。


【オリジナルぞうきん作りに挑戦しました】

毎年「ぞうきんコンテスト」などを開催している「やってみよう展実行委員会」の竹本紀美子さんが1年生を対象に、家庭科の授業として、オリジナルぞうきん作りを指導しました。

木綿糸を縫い針の穴に通すところから始め、4つ折りにしたフェイスタオルの四隅をなみ縫いして、ぞうきんに仕上げました。その後、事前に用意しておいた思い思いのイラストを、チャコペンシルでぞうきんに写し描き、イラストに沿って刺繍をほどこしたり、さまざまな色のフェルト布を切ってぞうきんに縫い付ける作業をしました。この日は、時間制限があるため完成しませんでしたが、課題として夏休み中に仕上げて提出。コンテストを経た後、各種団体へ寄付されるそうです。

竹本さんは「針を人のいる方に向けて引いてはだめ」「ひじを付いて作業をしない」などとアドバイス。「今回のぞうきんは寄付をするので、心を込めて作って」と呼びかけました。生徒らは、針の穴になかなか糸を通せなかったり、慣れない運針に悪戦苦闘しながらも、真剣な表情で取り組んでいました。

柚原里香さんは「縫い物はやったことがありますが、刺繍は初めてで、難しくて時間がかかりました。ぞうきんに針をさすのが硬くて大変でした」などと感想を話しました。

竹本さんは「最近は縫い物や編み物をやる子を見なくなりましたが、大人が家庭でやらなくなったり、家庭科の授業数も減ってきたので仕方がない。その割にはよくやっていると思います。ここで体験することで、『やってみれば案外できるもんだな』と分かってほしい」「自分で作ったものは大切にする。ものを大事にする気持ちも養ってほしい」と話していました。


【災害時に必要な物を考え、非常食を味わいました】
飛騨市防災士会の柚原孝志会長と北平智久さんが同校を訪れ、2年生を対象に防災に関する講話などを行いました。

被災時に必要となる日用品などを入れておく小型バッグ「防災ポーチ」(25センチ×17センチ)を、家庭科の授業で製作する予定があるため、自分が入れたい物や、それを入れるためにどのようなポケットを付けるかなどを事前に考えてもらおうと行われた講座。コロナ禍で昨年できなかった非常食の調理と試食も併せて実施されました。

北平さんは、被災した電気やガス、水道などのインフラが復旧するまでの日数の目安や、求められる備蓄食の条件などを説明しました。また、非常時の持ち出し袋や家に備えておく食料や水などの他に、日用品など常に携帯しておくと良い備えがあることを紹介。生徒それぞれが「防災ポーチ」に入れておくと良いと考える物を書き出し、各グループで共有するワークショップも行いました。

非常食の試食では、発熱材で温めるタイプのレトルトカレーを実際に作ったり、7年間保存ができるというレトルトパンなどを試食。生徒らは美味しそうにほおばっていました。

授業の後、吉野一花さんは「災害は経験したことがないけれど、南海トラフ地震の予測などを聞くと、備えは必要だと思います。今日の授業を受けて、自分も備えができると思いました。授業を生かして災害に対応したいです」と感想を話していました。

北平さんは「普段の生活にも備えは必要です。他人事でなく、自分事とするためにも、今日の授業の内容が社会で役立っていることを知ってほしい。また、家で家族にも伝えてもらえたら」と思いを話していました。

『還元反応』講座の様子(1)

『還元反応』講座の様子

『還元反応』講座の様子(2)

『還元反応』講座の様子

『還元反応』講座の様子(3)

『還元反応』講座の様子

オリジナルぞうきん作りの様子(1)

オリジナルぞうきん作りの様子

オリジナルぞうきん作りの様子(2)​

オリジナルぞうきん作りの様子

オリジナルぞうきん作りの様子(3)​

オリジナルぞうきん作りの様子

防災講話の様子(1)

防災講話の様子

防災講話の様子(2)

防災講話の様子

防災講話の様子(3)

防災講話の様子


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