7月20日(水曜日)神岡町公民館
NPO法人神岡・町づくりネットワークが、神岡町公民館ロビーで設立20周年記念「ありがとう神岡鉄道」写真展を開催しています。展示しているのは平成18年に同NPOが行った、懐かしい神岡鉄道にスポットを当てたフォトコンテスト出品作約40点です。高原川を眼下に、紅葉に染まる里山をのんびり走るのどかな作品から、豪雪の中を雪煙を上げて走る姿、かつての賑わいを垣間見るようなだんご屋のある奥飛騨温泉口駅など、四季の風景を重ね合わせたり、市民とともにあった生活感あふれる写真です。
会場を訪れた神岡町の岩野早苗さんは「若い頃、友人たちと神岡鉄道で富山に出て、鉄道を乗り継ぎ、長野のスキー場へよく出掛けました。神岡鉄道に乗った時はワイワイガヤガヤ楽しい思い出ばかりです」と笑顔を見せ、また出品者の一人、同町の上出清一さんは「富山県の病院に入院した家族の見舞いによく利用させていただきました。懐かしい写真ばかりで胸が熱くなります」と見入っていました。
同NPO専務理事の小野雅隆さんは「2006年に廃線となった懐かしの神岡鉄道です。是非会場にお越しいただき、在りし日の姿を偲んでいただけたら」と話していました。
写真展は7月31日(日曜日)まで公民館の開館時間に合わせて開催しています。
また、同NPOは7月29日(金曜日)午後1時半から神岡町公民館で20周年記念講演会「地域の産業遺産(トンネル等)の魅力発信と地域観光の活性化」を催します。講師は全国に残るトンネルなどの産業遺産を調査し、インフラツーリズムの新しい形として「トンネルツーリズム」を提唱している総務省地域力創造アドバイザー花田欣也さんです。花田さんはテレビなどメディアに数多く登場し、日本の貴重な土木産業遺産の魅力を発信しています。入場無料。予約不要。