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都竹市長が吉城高校で「夏の特別補習」

印刷用ページを表示する掲載日:2022年7月29日更新

7月28日(木曜日)吉城高校

 

吉城高校の「YCK課外活動プログラム」として、「地域課題の解決法を考える~飛騨市の現状と課題から」をテーマに、都竹市長が同校で「夏の特別補習」を行いました。
 
課題解決に必要な考え方などについて、飛騨市が取り組んでいる実際の事例を学んだり、自分たちで解決策を模索するワークショップなどを通じて学びを深め、自分の住む町をよりよくする方法について、自分事としてとらえて探究する取り組み。全学年の生徒を対象にしており、この日は受講を希望する23人が参加しました。

都竹市長は冒頭、毎日の暮らしの中で困ったことや不便なことについて生徒に書き出してもらいました。「バスや列車の本数が少ない」「遊べるショッピングセンターなどが無い」などの生徒の意見と、市民アンケートに寄せられた高齢者などの意見を比較し、世代によって悩みや問題意識は違い、個人でもそれぞれ違うと説明しました。

また、多くの困りごとに共通する問題が「人口減少」だとする一方、データを示しながら「今後100年にわたって人口が増加する局面は見られないだろう」と指摘。「人口減少を前提条件として、課題解決策を考えていくべきだ」と強調しました。そのうえで、理想と現実の間にある差が課題であり、この課題を見つけて解決することで、理想の社会に近づけることができると話しました。
 
課題は、暮らしの中で具体的な不満や困りごととなって現れてくるため、地域の人から不満や困りごとをていねいに聞き取り、「なぜ、それが起きているのか」をきちんと調べていくことが一番大事だと強調。「現実をしっかり見つめることが課題解決の近道。実際にやって一発でうまくできることなどありません。改善、改良していく不断の努力が大切」などとアドバイスしました。


講義の後、3・4人ずつのグループに分かれてワークショップを行いました。買い物弱者対策や景観保全対策などの他、薬草のまちづくりに関する振興策など市が実際に取り組んでいる事例を課題に設定。生徒らは、その解決に向けたアイデアを付箋紙に書き出し、話し合いながらまとめて発表しました。

今年初めて参加した3年生の初田悠矢さんは「1つの課題に向き合い、さまざまな視点から考えることによって課題解決に向かう面白さが分かりました。理想を見がちだけど、現実を見つめることによって本来の課題が出てくるので、これから課題を解決するときは、現実を重点において考えていくことが大切だと思いました」と感想を話していました。

講義の様子(1)

講義の様子

講義の様子(2)

講義の様子

講義の様子(3)

講義の様子

講義の様子(4)

講義の様子

講義の様子(5)

講義の様子

講義の様子(6)

講義の様子

講義の様子(7)

講義の様子

講義の様子(8)

講義の様子