7月2日(日曜日)ハートピア古川
脱炭素社会の実現に向け、市でもゼロカーボンアクションに取り組んでいます。
この日は家庭でできるゼロカーボンアクションのひとつ、電気自動車(Ev)を普及しようと、市はEv試乗会や給電デモを初めて実施しました。
試乗会に先立ち、市環境課の柚原課長は「地球温暖化を抑制する脱炭素やカーボンニュートラルの取り組みとして、今年度、Evの補助制度を設けました。実際に電気で動く楽しさを体感したり、災害時の給電機能に注目していただきたいと思います」とあいさつし、引き続き、岐阜日産自動車(株)営業支援部の野中直子課長が映像を通して「加速性」や「滑らかな走行性」「静かさ」などEvの魅力を紹介。
野中さんは「飛騨は雪道や峠を走る機会が多いですが、Evはアクセルから足を離すと自動的にブレーキがかかり、タイヤが空回りすることもないので安心です。エンジンオイルを交換する必要もありません」などと話し、参加者の食指を誘っていました。
試乗では日産と三菱の軽自動車など4台が持ち込まれ、それぞれのディーラーが同乗して1周約5分のコースを体験しました。古川町の大橋眞一さんは「Evは力がないイメージでしたが、思いのほか加速が良く、力もありました。思い通りの走りができました」と満足げな様子。また、同町の内田絵里さんは「不慣れなので不安ですが、慣れれば大丈夫。初期投資は必要ですが、国や市の補助金が出るので検討したいです」と話していました。
また、会場ではEvに蓄電した電気で2台の強力な冷房送風機を回す「給電デモ」も行われ、参加者はその威力の大きさに関心を示していました。