7月25日(火曜日) 市役所
8月2日から8日までの7日間の日程で台湾・嘉義縣新港郷を訪れる吉城高校と飛騨神岡高校の生徒らが市役所を訪れ、都竹市長に現地研修会に向けての意気込みを語りました。
飛騨市は新港郷と友好都市提携を結んでおり、これまでにも幅広い交流活動を行い、コロナ禍でもオンラインで交流を継続してきました。市内にある高校の生徒たちも新港郷を訪れて交流を深めてきましたが、コロナ禍で中断せざるを得ず、現地での研修は4年ぶりとなりました。
今年参加するのは吉城高生11人、飛騨神岡高生4人の計15人。期間中、生徒たちは4日間にわたってホームステイしながら現地の人と交流。新港奉天宮やコーチン焼テーマパークなどの見学、野菜の収穫や田植え、菓子作りの体験などを通して台湾の歴史や文化、自然、生活、産業などに幅広く触れて学ぶ予定です。また、8月3日には吉城・飛騨神岡両高と新港芸術学院高校との「姉妹校提携式」も行われます。海外の高校と姉妹提携をするのは飛騨地域では初めてだそうです。
25日には、参加者のうち13人が市役所を訪問。生徒を代表して吉城高3年の古川智翔希さんと飛騨神岡高3年の牧田一心さんがそれぞれ意気込みを述べました。都竹市長は「国際交流の意義は海外を通じて日本を見ることで、日本や飛騨市、自分たちの町の良さを改めて知ることができます。また、異国の人も同じ人間であると感じることで、世界平和やダイバーシティを考える基礎になります。海外研修は皆さんの大きな財産になるので、いろんなことを身につけ、学んで来てください」と激励しました。
古川さんは「東アジアで初めて同性婚が認められた台湾で、LGBTQなど性的マイノリティに対する現地の皆さんのとらえ方や、年配の人の考え方の変化などをテーマとして学んできたいです」、牧田さんは「英語が好きなので、助けてくれる人がいない中、自分の英語力やコミュニケーション力だけで意思疎通してみる体験をしたいです。また、芸術学校の皆さんの前で、祭りの鉦や笛も披露してみたい」と笑顔で話していました。また、吉城高1年の岩佐乃愛さんも「自分たちとは違う文化の方々と交流して、学んだことをESDの課題探究に生かしていきたいです」と意気込んでいました。