8月19日(土)古川町地内
まちを歩いて防災に関する知識を深めるイベント“防災タウンウォッチング”が古川で行われました。この取り組みは今年で3年目を迎え、飛騨市防災士会が主体となり、企画し実施されました。
当日は、まず年齢の異なる子どもたち4人程度で1グループをつくり、事前に配布された地図を基にまちなかをどのように巡るかの作戦会議を行います。その後、作戦に沿って制限時間内にまちなかを巡ります。巡るスポットにはそれぞれ得点があり、見つけにくい設備やより多くのスポットを巡ると高得点が得られます。その後、振り返りを行い、実際にまちなかにあった設備や看板等について防災士等から説明を受け、これからの私生活でどう防災の知識を活かしていくかについて個々考えで目標を設定します。
古川町では平成16年の台風23号による洪水被害が、地域住民にとって心に深く刻まれた災害となっています。河川に近いスポットでは、実際に水位が上昇した地点に「実績浸水深」の看板が設置されており、災害の恐ろしさを物語っています。この日は防災士がこの地点に立って、当時の状況などについて子どもたちに説明されていました。
参加者からは「身近な危険個所を知ることが出来て良かった」「災害はいつどこで起こるかわからないので、このような機会をつかって防災に関わることができてよかった」といった感想が聞かれました。