8月31日(木)河合町稲越
市食のまちづくり推進課は、今年度から有機農業や環境に配慮した農業への理解を深めてもらうため「豊かな食と農のオーガニック推進プロジェクト」事業を実施しています。今回行われた河合小の課外授業もこの一環で、この後、有機野菜を使った「オーガニック給食」も実施されました。
この日は1~4年生17人が同町稲越で有機農業に取り組む長尾農園を訪問。オーガニック野菜や有機栽培のこだわりなどについて学習した後、ビニールハウスに入ってトマトや万願寺トウガラシ、フルーツホウズキなどを見学。
オーナーの長尾さんは有機農業で大切な米ぬかや魚のかす、油粕などを使った肥料の作り方、病虫害からトマトを守る工夫では酢を混ぜた納豆菌の散布、病気に強いトマトを残して苗をつくることなどを教えました。「無農薬で、肥料も化学の力を使わずに、自然の力で育てるのが有機農業です」と話しました。
この後、児童たちの質問に答えながらトマト農家を始めたきっかけ、トマト栽培の苦労や獣害、おいしいトマトをつくる工夫などについて話し、「農業をしていてうれしかったことは何ですか?」という質問には「お客さんからおいしいと言ってもらえることです」と話していました。
見学後、児童たちは「試食したトマトが甘く、とてもおいしかった」「トマトのほかにも何種類も栽培していたのですごいと思いました」などと感想を述べていました。トマトの有機栽培を学ぶ課外授業はこの後も、宮川町の長九郎農園を講師に宮川小学校でも行われました。