8月31日(木曜日)市役所
平成27年に飛騨市美術館で個展を開催した上葛󠄀明広さん(東京都・74)が「飛騨市の文化振興に役立ててほしい」と、同展で展示された油彩『焼岳』(縦259cm×横582cm)を寄贈しました。
紺綬褒章は公益のため、私財を寄付した個人と団体に授与されるものです。
上葛さんは東京藝術大学美術学部で油絵を学んだ後、同大非常勤講師を経て、女子美術大学大学院教授などを務められ、1987年から3年間、オーストリア・ウィーンに留学して腕を磨きました。2009年からは飛騨市美術館顧問を務め、個展やグループ展など精力的に活動されています。
この日は紺綬褒章の伝達式が行われ、席上、都竹市長は「お贈りいただいた作品は、ぜひ個展を開き、市民の皆さんにご覧いただき恩返ししたいと思います」と感謝のことばを述べ、引き続き、神岡町に暮らした青年のころの思い出や、静岡県熱海市に建設中の新しいアトリエの様子などを元気に語っていました。