1月19日(木曜日) 増島保育園
市の女性農業委員や同経験者、県農業経営アドバイザーなどを務めている市内の農家の女性らでつくる「まめっこの会」(中野多千子代表、会員13人)が、食農教育の一環として昨年12月から今年1月にかけ、開催を希望する市内の5保育園を訪問し、「まめっこキッチン」を行ってきました。
子どもたちに食に対する興味を持ってもらい、食べることや命の大切さ、みんなで協力しながら作業をすることなど、社会で生きていく上で大切なことを学んでもらいたいと、毎年この時期に行っている活動。豆の特徴を分かりやすく学んでもらう講座や、メンバーらが栽培・収穫した大豆を石臼で挽いてきな粉にしたり、そのきな粉でおはぎを作る手作り体験を行っています。
19日には今年度最終となる「まめっこキッチン」が古川町是重の増島保育園で開かれました。この日は、年中園児46人を対象に実施。メンバーの他、都竹市長も参加して園児の指導にあたりました。最初に、大豆について知る講座を実施しました。大豆は、枝豆として食べることができる他、生長させてもやしにしたり、加工して豆腐や醤油、味噌、納豆などに「変身」することをクイズを交えながら説明。大豆やその加工食品の実物を見て学びました。
その後、豆乳を飲んだり、炒った大豆を石臼で挽いてきな粉にして、そのきな粉でおはぎを作る体験をしました。炊いたお米で作った餅をビニール袋に入れて丸めた後、そこへ作ったきな粉を投入。袋を振って餅にきな粉をまぶすと、美味しそうなおはぎが出来上がりました。園児らは、きな粉の匂いをかいで「いい匂い!」「楽しい!」と歓声をあげて挑戦していました。作ったおはぎは、枝豆や黒豆茶と一緒に給食の時間に味わいました。体験した岩門瑠莉ちゃんは「袋に入れて振るところが楽しかった。上手にできました。家でも作ってみたい」と話していました。
中野会長は「活動を通して、子どもたちに食べることの楽しさや大切さ、農業の面白さを感じてもらいたいです」、メンバーの政木智津子さんは「家へ帰って、今日体験したことをお話してくれるといいですね」と思いを話していました。