1月31日(火曜日)河合町公民館
1月の薬草週間の一環として、ワークショップ「薬草でオリジナルソーセージを作ろう」が、河合町公民館で行われました。
薬草週間とは、広く薬草を身近に感じてもらおうと毎月、市内の各入浴施設で薬草に関するさまざまな催しを行う催しです。今月は、河合町のゆぅわ~くはうすで薬草風呂や、かわい野草茶研究グループが生産している野草茶の試飲、各種薬草商品の販売などがありました。
今回のワークショップは、さまざまな薬草などを使って、いろんな風味のオリジナルソーセージを作って試食するというもの。薬草に関心がある人や趣味でソーセージ作りに取り組んでいる人など市内の4人が参加しました。
講師は、自然のものを生かした手作りの暮らしや農業などに取り組んでいる河合町の林志保さん。この日は、豚ひき肉をベースに塩やコショウ、玉ねぎなどで味を調え、そこへクロモジやメナモミ、ヨモギ、トウキ、アブラエといった薬草の粉末を思い思いに混ぜてよく練りあげ、羊の腸に詰める作業に挑戦しました。
参加者は、林さんから「腸詰めするときに空気が入らないように」「茹でる温度が高すぎると肉が固くなるようなので、湯は沸騰させないよう80℃ぐらいを保って」などとアドバイスを受けながら作業を行いました。途中、羊の腸が破れたりするハプニングもありましたが、参加者は直径1.6~1.8センチぐらいのさまざまな味のソーセージを完成させました。互いの作ったソーセージの食べ比べもあり、参加者はさまざまな味を楽しみ、満足気な様子でした。
参加した古川町の60代の女性は「アブラエはプチプチ感があり、トウキは新鮮な風味で美味しかったです」「ソーセージは初めて手作りしましたが、とても美味しくできて嬉しかったです。薬草の使い方も教えてもらったので、家でも作ってみたい」と感想を話していました。
林さんは「ソーセージは市販のものもありますが、自分でひと手間かけて、安心して食べられるものを作ることができます。今日はそうしたことを知ってもらい、楽しんでいただければ」と話していました。