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生徒や地域の人が一緒に楽しく学ぶ講座が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年10月31日更新

​10月28日(土) 飛騨神岡高校

「学び」は「楽しい」をコンセプトに、飛騨神岡高校の生徒と職員をはじめ地域の人々も同校へ招き、世代を超えてみんなが一緒に学ぶ「ひだかみアカデミア『がくしゃへGO!』」が、同校で行われました。

高校を「地域の文化・教養の拠点」としてとらえ、多種多様な分野の第一人者を招いて深い学びを得ながら、さらにそれを横断的な学びにつなげたり、地域の子どもから大人までが同じ場所に集うことで互いに学びを深め合うことにつなげようという試み。今回は、名古屋工業大学工学部の高木繁教授による基調講演の他、第一線で活躍する研究者や同校教員、地域の人々が講師となった21の講座を開きました。

高木教授は、「チタニアの超親水性」「ポルフィリンを用いたガン治療」といった自身の研究にふれ、着手するに至った経緯や、困難な課題に立ち向かう際の考え方などについて分かりやすく解説。途中で断念した事例やその理由にもふれながら「危険性が予測されたため途中で研究を断念したが、後になって危険性がないと分かって後悔した」「失敗しても、その理由をはっきりさせることは、他の人の役に立つ。『なぜ失敗したか』を分かっていることが大事」などと話しました。また、「好きだけど苦手な科目は、頑張っていれば出来るようになる。得意な科目も好きな科目も、どちらも大切にして」「苦手でも好きな科目を大事にして。好きだからこそ頑張れる。決してあきらめないで」などとエールを贈りました。

講演後、生徒を代表して3年生の田中宥輝さんが「大学の工学部に進学し、何度も失敗してもあきらめず、どんどん挑戦して、人々の役に立つものをつくっていきたいと思いました」などと感想を述べました。

講座は、数学や加工機械などさまざまな学問を身近な生活に役立てる学びや、地域の皆さんによる趣味の講座などがありました。特に、東京大学宇宙線研究所附属重力波観測研究施設の大橋正健施設長による講義「身近な神岡で観測する 遠い宇宙の秘密」や、bee Dance StudioのSAHOさんによる「ダンス講座 K-POP 完コピ!!」には大勢の生徒や地域の人が参加し、盛況でした。

ダンス講座に参加する家族に付き添って訪れた上宝町の西本元さんは「普段はダンスをする機会がないので、これをきっかけに子どもがダンスを習って、体を動かすようになってくれれば。こうした催しを定期的にやっていただくと、高校と地域のつながりも深まるのでは」、妻の由委さんは「飛騨神岡高校へ来たのは初めて。校舎がきれいで、教室にいろいろな機械があって面白かったです。高校をぜひ残してほしいですね」と感想を話しました。

レーザー加工機で3Dクリスマスカードを作る講座に参加した小学3年生の森本うたこさんは「絵を描いたり、機械で切った部品を組み立てるのが楽しかった。レーザー加工機がどんなものかは知りませんでした。またやってみたいです」と楽しそうに話していました。

午後には同校生徒や教員が講師となり、小中学生を対象にした子ども向け科学教室「飛行機はなぜ飛ぶの?」もあり、紙と木で飛行機を作って飛ばし、飛行機が飛ぶ仕組みを楽しみながら学ぶなど、盛りだくさんの内容の1日でした。

講座の様子(1)

講座の様子

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講座の様子

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講座の様子

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講座の様子

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講座の様子

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講座の様子

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