11月3日(金祝)市役所大会議室・船津座
全国的な人里でのクマ出没の増加が問題となる中、飛騨市においても出没件数が昨年の3倍に増加するなどクマの目撃情報が後を絶たず、人身事故も発生するなど市民生活に深刻な影響を与えています。こうしたことから、市ではクマに対する正しい知識の普及や人身事故の未然防止を目的として、市民向けのクマ対策研修会を市内2会場で緊急開催し、市民約60人が参加しました。
この日は「クマの生態と被害対策について」と題し、国立大学法人長岡技術科学大学准教授の山本麻希氏を講師に迎え市役所大会議室と船津座の2会場で研修会を開催。
講演では、山本准教授がツキノワグマの生態や食性のほか、クマに出会わないための行動、出会ってしまった時の防御姿勢などについて身振り手振りを交えながら詳しく丁寧に説明されました。また、「クマの人里への出没はどんぐりの豊凶の影響を受けるが、あくまできっかけの一つに過ぎない。とにかくエサになるものを置かない、里のエサに慣れさせないことが重要です。」と話されました。