11月4日(土)、5日(日)板倉の宿種蔵周辺
そば処種蔵集落で「第16回飛騨種蔵新そばまつり」(実行委主催)が開かれ、市内外から訪れた多くの観光客らが昔ながらの風味豊かな「万波そば」に舌つづみを打ち、楽しいひと時を過ごしました。
紅葉に彩られた会場ではこの日、万波そばの会の皆さんが調理した「搗(つ)き屋そば」や清流みやがわ鮎が入った「鮎そば」などを販売。湯気を上げる鍋の前にはお客の長い列ができていました。
会場にはこのほかアユやイワナの炭火焼き、アブラエのタレが付いた芋田楽、そばクレープなどが味わえるバザーや、種蔵紅かぶなどの特産品コーナーも。
また、プロ指揮者の矢澤定明さんと愛知県立芸術大Windorchestraのメンバーによるのどかな「種蔵里の音コンサート」や、岐阜大地域マネジメント研究室のメンバーが種蔵のさまざまなスポットを歩いて巡るポーカーラリーを行ったり、ノルディックウォーキング教室なども開かれ、イベントを盛り上げました。
「そば祭りと聞くと居ても立ってもいられない」という、古川町の田中孝司さんは満面の笑みを浮かべながら「新そばは風味がいい」と。また、コンサートを聴きに訪れた古川町の内田千香子さんと次女の菜月さんは、新そばとそばガレットを味わいながら「うどん派なのでそばはめったに食べませんがとてもおいしい」と話していました。