11月11日(土)河合小学校体育館
河合小恒例の河合っ子座公演が同町の文化祭「いなかーにばる」に合わせて開かれ、子どもたちの元気な声と演奏が会場いっぱいに響き渡りました。コロナ禍のため4年ぶりの通常開催となった今年は河合っ子座公演ほか、ステージイベントを始め絵画や写真などの文化展、里山の恵み市、果実酒づくりなどのワークショップ、キッチンカーも繰り出して盛大に行われました。
目玉は、今では町を挙げて行われている歌舞伎です。今年は5、6年生が「白波五人男~浜松屋店先の場」を上演。夏休み明けから町内の歌舞伎保存会の指導で練習を重ねた児童たちは大人顔負けの演技を見せ、観客の目はステージにくぎ付け。役者がみえを切る場面では会場から「待ってました」「日本一」などと大きな声が飛び交っていました。
上演に先立ち、若党の四十八を演じた役者の一人、5年生の池田愛さんは今公演のスローガン『つたえる~感謝・成長・魅力』を引用し「私たちはスローガンの『つたえる』を達成するため、これまで一生懸命練習し、がんばってきました」とあいさつ。上演後、観客からは「長いセリフもよく聞き取れ、すばらしいお芝居でした」、「新しい演目にも々と挑戦し、長いセリフも、所作を覚えるのも大変だったと思います。堂々と自分の役を演じていてとてもよかったです」といった感想が聞かれました。
歌舞伎に続き、1、2年生が民話劇『長兵衛とガオロ』、3、4年生は「飛騨かわい匠太鼓」を演奏し、最後に全校児童による『ふるさと』の大合唱で幕を閉じました。中島直子校長は「皆さんたくさん苦労しましたが、見事に演じ切り、すばらしかったです。この河合小の伝統はいつまでも引き継いでいかなければいけないと思いました」とあいさつしました。