11月15日(水)古川西小学校
昨年秋リニューアルした杉崎公園の更なる魅力アップをと、今夏、同校6年生が都竹市長に提出した提案書の意見交換会が開かれました。
提案書は社会科の「日本の政治のはたらき」について学習を進める中、「杉崎公園を誰にとっても使いやすい、素敵な場所にする」をテーマに話し合い、全校と地域の意見も取り入れて作成されました。
この日は市都市整備課職員が同校を訪れ、最初に提案書に基づき整備計画を説明しました。それによると、提案書の意見はドリームプロジェクトと称して「休憩所」「トイレ」「花や木」「遊び」「その他」の5つのテーマに分け、A.進化のはじまり(早期に整備するもの)B.進化の途中(数年かけて財源を確保し整備)C.最終的な整備目標(コストや現場条件が難しいもの)の3段階に分けて計画。
市では「どの提案もすばらしく、すべて実現できればよいのですが、多額の費用がかかるもの、スペース不足など技術的に難しいものもあります。できるものから順に整備を進めます」と話していました。
一例として、休憩所はお弁当を食べるテーブルとイスがある小型のものは早期に整備するAランク。出張カフェなどの飲食スペースやエアコン、Wi-fi環境が整備された多機能休憩所は数年かけて財源を確保するBランクとして紹介されました。この多機能休憩所は災害時の避難所としても使えるそうです。
また春は「桜並木」、秋は「紅葉並木」など四季が感じられる空間や、噴水などの施設と水遊びイベントも早期に整備されるAランク。逆にCランクの最終的な整備目標には「ふわふわドーム」や人工芝による「芝滑り」といった施設が掲載されています。
この後、児童たちのグループ交流が行われ「四季の花を植えるイベントを開催して」「パラソルタイプの休憩所もほしい」「トイレは明るくして」「お年寄りや子連れの人たちが休憩する木陰やベンチもたくさんあるといい」など、さまざまな意見が出ました。福澤有紗さんは「みんなで一生懸命考えたことが伝えられてよかったです」と感想を述べていました。
最後に、担任の上口英光子先生が「ダメだと思わず自分の意見を出すことはとても大切です。意見を伝えて、もっともっとすばらしい公園に生まれ変わるといいですね」と話しました。