ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 飛騨市出身の教員・川上まなみさんが歌集を出版しました

飛騨市出身の教員・川上まなみさんが歌集を出版しました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年3月29日更新

3月20日(月曜日)市役所

飛騨神岡高校に学んだ川上さんは在学中「短歌甲子園」に出場、優良賞を2年連続で獲得しました。それ以来、京都の「塔」短歌会や進学先の岡山大学短歌会で研鑽を積み、角川主催の「大学短歌バトル2017」で同大を優勝に導いたほか、塔新人賞、塔短歌会賞、現代短歌社賞でいずれも次席に入りました。

川上さんにとり、初の第一歌集『日々に木々ときどき風が吹いてきて』は出版元の現代短歌社の勧めで刊行。大学在学時の21歳から27歳までに詠んだ350首を掲載しています。作品は主に授業風景や生徒が抱えている悩みなど、教員として感じたことが中心です。

この日、川上さんは高校時代の恩師・野田晶子先生とともに沖畑教育長を訪ねて市内の図書館や学校に歌集を贈りました。川上さんは「出版は夢でしたが、こんなに早く叶うとは思いませんでした。いろいろな句集を読んで勉強しましたが、短歌は自分の気持ちにどっぷり浸かることができ、景色や物も取り入れていろいろな言葉で表現できるのでおもしろいです」と話しました。

現在、高山市の日枝中学校で国語を専科とする川上さんは「短歌は言葉の力で自分を元気にすることができます」などと生徒に短歌の魅力を伝えているそうです。沖畑教育長は「歌に気持ちを載せるおもしろさなど、短歌の魅力を生徒たちに伝えていただけたらと思います」と期待を込めました。

また、この日同席した短歌の師でもある野田先生は「中学の教師として生徒の心の居場所になるような短歌を指導していただき、そして歌が詠める喜びを若い人たちに伝えてほしい。これからも大きな賞に挑戦し、飛騨出身の有名な歌人になられるのを見守りたいと思います」とエールを送って見えました。

 

歌集の贈呈(1)

歌集の贈呈(1)

 

歌集の贈呈(2)

歌集の贈呈(2)

 

歌集の贈呈(3)

歌集の贈呈(4)

 

歌集の贈呈(4)

歌集の贈呈(4)

 

歌集の贈呈(5)

歌集の贈呈(5)