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飛騨古川・町並み景観研究会が専門家招きフィールドワークを実施しました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年5月10日更新

4月28日(金曜日)~29日(土曜日)古川町市街地ほか

時代の流れで希薄になりがちな伝統的な町並みをどう維持していくか。同研究会は今年2月に参加者が出し合ったさまざまなアイデアを基に、29日にフィールドワークを行い、イベント開催などに向けて調査しました。

講師は新潟大工学部の松井大輔准教授が務め、市民と古川中の生徒ら22人が参加しました。前日にはアイデアの絞り込みや実施方法を話し合うワークショップも行われました。

この活動は、古川ならではの景観の良さを多くの市民に認識してもらい、未来につなぐのが目的です。アイデアは「景観デザイン賞」を受賞した古川らしい建物や、古くからある筋骨や路地に人々を誘導したり、歴史ある商店街などを歩行者天国にして「玄関先バーベキュー」やコンサートを開いて人を呼び込み古川らしい景観に愛着を持ってもらうなどさまざま。空き家や空き店舗など殺風景な場所の活用についても話し合われました。

この日、参加者はグループ単位で昔ながらの建築技術が施された町家や軒に描かれた「雲」などの意匠を見て回ったり、人目に触れず埋もれたままになっている景観などを探したりして1時間半ほど歩きました。終了後は市図書館に移動して成果を発表、取り組み方や場所の選定などについても話し合いました。

松井准教授は「フィールドワークでは建物だけでなく、暮らしぶりも見えてきたようです。古い建物を眺めながら思い出を語り合い、懐かしい光景を思い返すなど活動に深みが出たように思います」と話しました。

また、参加した古川中3年の谷辺裕作さんは「街中には今まで気付かなかった細い路地や懐かしい店もありました。そんな場所にたくさんの人を誘導し、思いを共有できたらと思います」と、同じく3年の加藤芳浩さんは「空き店舗が増えたのが気になりました。僕たちは将来の町づくりを担わなければならないので、景観やにぎわいづくりなど町のためになることを考えたいと思います」と話していました。
イベントなどのアイデアは2日間にわたる活動でほぼ絞り込まれ、この後さらに検討を重ねて今年8月ごろに行われる予定です。

 

フィールドワークの様子(1)

フィールドワークの様子(1)

 

フィールドワークの様子(2)

フィールドワークの様子(2)

 

フィールドワークの様子(3)

フィールドワークの様子(3)

 

フィールドワークの様子(4)

フィールドワークの様子(4)

 

フィールドワークの様子(5)

フィールドワークの様子(5)

 

フィールドワークの様子(6)

フィールドワークの様子(6)

 

ワークショップの様子(1)

フィールドワークの様子(1)

 

ワークショップの様子(2)

ワークショップの様子(2)

 

ワークショップの様子(3)

ワークショップの様子(3)

 

ワークショップの様子(4)

ワークショップの様子(4)

 

ワークショップの様子(5)

ワークショップの様子(5)

 

ワークショップの様子(6)

ワークショップの様子(6)

 

ワークショップの様子(7)

ワークショップの様子(7)

 

ワークショップの様子(8)

ワークショップの様子(8)

 

活動を終えて

参加者の記念写真