5月7日(日曜日)安望藤園
古川町の市街地を見渡せる気多公園内にある安望藤園で、恒例の「藤まつり」が行われました。
安望藤園には、およそ1,000平方メートルにもおよぶ藤棚があり、樹齢約130年の5本のフジが毎年5月上旬から花を咲かせ、多くの市民の目を楽しませています。雪害により藤棚が大きく壊れた時期がありましたが、その後修復されて新たに生まれ変わったことを受け、「このフジの花をぜひ多くの皆さんに見てもらいたい」と、平成28年から毎年「藤まつり」を開催しており、今年で6回目を迎えました。
今回は、朝からあいにくの雨模様でしたが、みたらし団子やひだコロッケ、ポン菓子など11の出店があった他、飛騨市や高山市のバンド6組によるライブなどがあり、訪れた人は楽しい時間を過ごしました。ステージに登壇した都竹市長は「昔から古川町民に親しまれてきた藤園を復活させたいということで、少しずつ手を入れてもらいながら維持をしています。もっと手を入れて、にぎやかな場所にしていきたい」などとあいさつしました。
フジも見ごろを迎えており、美しく咲いた花にカメラを向けたり、記念写真を撮る夫婦や親子連れの姿がありました。古川町の大江愛子さんは「雨降りの日のフジは垂れ方に重みがあって、また良いものですね。雨降りなので来るかどうか迷ったんですが、来て本当に良かった。3、4年前に見た時よりもきれいだと思いますよ」と笑顔で話していました。
同園のフジは5月中旬ごろまで見ごろだそうです。