6月1日(木曜日)古川小学校
古川小学校で各種委員会の委員長を務める6年児童と、同校の学校運営協議会の皆さんが意見を交換する「語る会」が開かれました。
この語る会は、児童が目指したい学校の姿について思いや願いなどを率直に語り、その実現に向けて取り組むべき課題や要望を同協議会の皆さんに伝えたり質問を投げかけ、理想の学校の実現に向けて協働するのが目的です。3年前から年1回のペースで開催しています。この日は児童会から9人の委員長と、同協議会から7人の委員が出席した他、市職員や教職員らも出席しました。
最初は戸惑いもあってか、児童の発言が少なかったですが、委員の皆さんの語りかけが呼び水となり、後半は積極的に手をあげて発言する児童もいました。「夏休みは家でゲームばかりになってしまうので、外で遊べる場所が欲しい」「グラウンドの遊具を増やしてほしい」といった要望の他、「観光客の皆さんがたくさん来るので、夏休みに地域の人とまつり広場を掃除したい」「地域の人や中高生の人とも交流したいので、一緒にサッカーやドッヂボールをする時間や、週1回ふれあう機会などを作ってほしい」「授業で分からずに困っている人もいるので、地域の人も教えてほしい」など、児童が地域の人と幅広く交流していく提案もありました。
参加した運動委員長の宮谷一輝さんは「一番伝えたかったのはコロナ禍の前のように、地域の皆さんにも運動会を見てほしいということでした。願いがかなうと、もっと学校生活が楽しくなりそうだと思いました」と感想を話しました。
同協議会の渡邉登紀夫会長は「今日出席した子どもたちは、それぞれ務めている委員会の役職を通じて学校を良くしたいという気持ちを持っています。ただ、その実現のための手立てや見通しを得るのが難しく、手助けや助言が必要。この語る会を通じて、子どもたちが生き生き通学し、誰もが楽しく通える学校づくりにつながれば」と期待していました。