6月14日(水曜日)旧坂下小学校付近の宮川河川敷
宮川小学校の1、2年生児童4人が宮川町桑野地内の宮川河川敷を訪れ、地元の人から宮川のアユについて話を聞いて学んだり、稚魚の放流などを行いました。
児童らに地域の宝であるアユにふれてもらい、また地元の皆さんがアユの放流などを行いながら地域の宝を一生懸命守っている姿を知ることで、地域とのつながりを学んでもらおうと毎年行っている行事です。
この日は、宮川下流漁業協同組合の長瀬崇参事が、宮川のアユの生態や歴史などについて話しました。「宮川のアユは秋に富山湾へ下り、翌年の3~4月にまた上ってきます」「昭和30年ごろに川にダムができてアユが上ってこられなくなったので、放流を始めました」などと説明。「宮川は良い川なので、大きくて美味しいアユになります。放流してお父さんやおじいちゃんたちと一緒にアユを育てましょう」と呼びかけました。
今回、児童のために用意されたのは12~16センチの稚アユ約500匹。児童らはアユの入ったバケツを川べりまで運び、アユを触った感触や匂いなどを確かめた後、川の中へアユを放しました。1年生の松永千尋さんは「これまでアユを見たことはあったけど、触ったのは初めて。触るとぬるぬるしていて、暴れたりして、アユがこういうものだと分かりました。面白かったです」と感想を話していました。