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自然の仕組みを生かす堆肥づくりに挑戦しました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年6月30日更新

6月24日(土曜日)井関農園

「暮らしに取り入れる自然の仕組み~微生物と発酵~」と題し、自分で堆肥をつくる実践セミナーが、河合町の井関農園で行われました。

有機農業や環境に配慮した農業への理解を深めようと、飛騨市が進めている「豊かな食と農~オーガニック推進プロジェクト」の一環で行われたもの。第1回目は無農薬、無化学肥料、不耕起栽培の農業などに取り組んでいるトマト農家の井関貴文さんが講師となり、「微生物と発酵」をテーマにした座学を実施。第2回目となる今回は、井関さんの農園で「堆肥」について実習を交えた講義がありました。

この日は、家庭菜園に取り組んでいる市民など8人が参加しました。耕さずに草を刈り敷きした畝や、日当たりや水の流れなどの条件を考慮しながら曲げて立てた畝など、さまざまな実験をしている同農園を見学したり、土や堆肥に対する井関さんの考え方などを聞きました。

井関さんは、土地それぞれの条件に応じて土中のバランスを崩さない土づくりをすることや、微生物群を増やしてあげることの大切さを強調。堆肥をつくる場合は、その堆肥を使う土地の土着菌や地元菌をベースにすることが大切なので、その土地の土を堆肥の基にして、その土地で良く育った作物を細かくきざんで混ぜ込むことがポイントだと説明しました。

また、さまざまな種類の素材を混ぜ込むことや、水分調整をしっかり行うことが大事だと説明。実際の堆肥づくり体験では、しっかり乾燥させた畑の土やその畑で育った作物、草などを混ぜ、そこへ油粕や石灰、米ぬか、発酵液など10種類ほどを混ぜ込んだ後、しっかり発酵させるために土のう袋に詰めて積み上げました。参加者は、メモを取ったりしながら作業に汗を流しました。

参加した古川町の池原台志さんは「堆肥は値段が高かったりするので、こんなに簡単にできるとは思いませんでした。自分でも挑戦してみようと思います」と話していました。

井関さんは「それぞれの土地によって条件が違うので、堆肥の作り方も違います。土のバランスを崩さないことが大事なので、そのあたりを体験してもらえれば。今日の作り方をベースにして、それぞれの考え方でそれぞれの畑に合うようアレンジしてやってほしいです」などと話していました。

 

実習の様子(1)

実習の様子(1)

 

実習の様子(2)

実習の様子(2)

 

実習の様子(3)

実習の様子(3)

 

実習の様子(4)

実習の様子(4)

 

実習の様子(5)

実習の様子(5)

 

実習の様子(6)

実習の様子(6)

 

実習の様子(7)

実習の様子(7)

 

実習の様子(8)

実習の様子(8)

 

実習の様子(9)

実習の様子(9)

 

実習の様子(10)

実習の様子(10)

 

実習の様子(11)

実習の様子(11)

 

実習の様子(12)

実習の様子(12)

 

実習の様子(13)

実習の様子(13)

 

実習の様子(14)

実習の様子(14)