6月5日(月曜日)黒内果樹園
同校3年生45人は特産の「飛騨りんご」の栽培から収穫までをシーズンを通して体験し、農家の苦労や喜びを学んでいます。
この日は同果樹園の天木政彦組合長からリンゴの一生と摘果作業について学んだ後、班別になって担当するリンゴの木にオリジナルの看板を取り付け、天木組合長とスタッフの下出紗綾さんが見守る中、作業を始めました。
リンゴは1か所に多くて5個の実をつけます。摘果はこの中から大きくて形の良い実を残して摘み取ります。作業は木の傍らに脚立をセットするところから始まりますが、児童たちは背丈より高い脚立の取り扱いに四苦八苦。このため仲間たちと協力して脚立をセットし、作業中、倒れないように交代で支え合って摘み取っていました。
作業の様子は天木組合長らがしっかりチェック。「取るのは実だけ。軸や枝を折ってしまうと、来年実をつけなくなるので気を付けて」などと声をかけていました。
作業は1時間ほど行われ、質問コーナーでは「一番大変な作業は何ですか?」「冬の間も作業しますか?」など熱心に尋ねていました。
作業を体験した穴田璃子さんは「高い所は怖かったけど、思ったより簡単に取れたので楽しかった」、谷口匠さんは「枝が折れないように気を付けていたので緊張した。首か疲れました」と。また、稲葉羽那さんは「作業は大変だったけど、皆が協力してくれたので楽しかったです」と笑顔を見せていました。
天木組合長は「今年はやり残しが少なく、よく頑張ってくれたと思います」と講評した。
作業はこの後、9月になると「袋掛け」と、児童一人ひとりがお気に入りの絵や文字を切り抜いた「シール貼り」が行われ、10月になると収穫します。