5月11日(土曜日)神岡城周辺
かつて神岡城周辺には450本もの桜がありました。しかし20年ほど前よりテング巣病や風雪等によりその数が激減。もう一度桜を復活させたいと地元有志が立ち上がり、17年前にボランティア団体「神岡城桜守の会」が結成されました。
近年はコロナ禍により活動は途絶えていましたが、桜を復活させたいという強い思いにより、この春4年ぶりに活動が再開されるとともに、今年は3名が新たに加わり計20名となった今年は、施肥や草刈り、雪囲い作業のほか、神岡町の固有種「カミオカザクラ」の育成にも力を入れられるということです。
この日は9名が集まり、施肥・枯れ枝伐採・支柱を補強する作業が約2時間行われました。肥料は5~6本に1袋を目安に使用し、根の斜面上側に散布。枯れ枝伐採は2人組で協力しながら行われました。
数年前に岐阜県養蜂組合連合会が植えた苗の支柱は3本でも弱かった為、1本追加しさらに補強しました。
結成当初から活動に参加している橋本進さんは、「社会人の孫が植えた桜もあって、孫が帰省すると何よりも先に桜はどう?と聞いてくる」と嬉しそうに話しました。
神岡城桜守の会代表の中谷一隆さんは、「高台の神岡城周辺の桜が咲くと町の中からの景色も良く、町の人が喜んでくれると思う。メンバーの高齢化が進んでいるので若手も増えたら嬉しい。きれいな桜を自分たちで育てて明るい町を作りませんか」と語りました。
入会を希望する人は、神岡振興事務所建設農林課(0578-82-2254)までお申し込みください。