5月18日(土曜日) 古川町忠霊塔
古川町忠霊塔奉賛会(桐山吉衛会長)が古川町上気多の気多公園内にある忠霊塔で、令和6年度古川町戦没者追悼法要を執り行いました。
この忠霊塔には、日本最後の内戦といわれる西南戦争から太平洋戦争までに亡くなった古川町出身の戦没者五百五十柱が祀られており、毎年この時期に追悼法要や追悼慰霊祭が行われています。
今回は仏式で執行され、浄土真宗西本願寺派5カ寺のご住職らによる読経が行われました。法要には戦没者遺族や来賓、奉賛会役員など約70人が参列し、こうべを垂れて戦没者を偲び、哀悼の意を表しました。雅楽会東岡社社中による献楽や、来賓や遺族代表、関係者による焼香などもありました。法要の後は一般参列者の皆さんも焼香を行い、静かに手を合わせていました。
桐山会長は「戦後、私たち住民は一致協力し、郷土の繁栄のため精進努力を続けてきました。これもひとえに平和な新しい時代を築くために、尊い一命を捧げられた英霊の御加護の賜物と住民一同かたく信じています」「私たち古川町住民は、戦没者各位に対し、永遠に変わることのない敬仰と感謝の誠を捧げ、忠霊塔を守り続けることをお約束し、再び悲しみの歴史を繰り返すことなく、平和で安心して暮らせる豊かな郷土づくりに一層努力することを誓います」と追悼の言葉を述べました。
続いて都竹市長は、近年のロシアによるウクライナ侵攻や日本の近隣で生じている安全保障上の懸念、戦争体験者の減少などにふれ、「改めて戦争の悲惨さと平和の尊さに対する理解を深めることの必要性を痛感しています」として、平和をテーマに掲げて実施している市の取り組みをさらに進めていくことを誓い、戦没者への追悼の言葉を述べました。