5月20日(月曜日)旧JA河合支店売店
河合町の交流サロン「つながる喫茶」で簡単な手話を学びながら、楽しいひとときを過ごしてもらうイベントが開かれました。これはサロン主催者と市の手話コーディネーターが、手話を覚えて聴覚障がい者を理解してもらおうと企画したもので、今年1月にスタートしました。
この日は聴覚障がい者の佐藤悠理さん(古川町)と政井咲子さん(河合町)を講師に迎え、町民ら15人が参加しました。参加者はコーヒーやお茶を飲みながら、配布された指文字の一覧を参考にしたり、講師が示す「紅茶はティーバックを入れたり出したりしてください」といった仕草を見ながら指文字を習いました。
佐藤さんは手話コーディネーターを介して「いろいろな指文字を組み合わせて会話を楽しんでください」「家に帰ったらおさらいして、是非覚えてください」と話してみえました。
手話タイムでは大人の部に続いて、子供の部が行われ、手話で絵本を楽しむ講座も行われました。
講師の政井さんは「顔なじみの人はたくさんいますが、高齢になり町を出て行く友達もいてコミュニケーションをとる機会が少なくなりました。手話ができなくてもジェスチャーや口の開き方で理解できますので、是非声をかけてください」と話されていました。
参加した板屋昌子さんは「夢中になって指文字を習っていたので、手がつってしまいました。がんばって自己紹介くらいはできるようになりたいですね」と。また、河合小4年の長尾雪野さんはすでにこの講座であいさつや身近な単語を習い、指文字のしりとりなども経験しており「将来、手話の先生になりたい」と笑顔を見せていました。