5月23日(木曜日)古川中学校
古川中学校で、今年も生徒たちや教職員一体となったパフォーマンスが繰り広げられました。リレーや綱引きなど5種目が開かれ、白熱した競技にグラウンドには歓声や声援がこだましました。
中でも、伝統の「応援合戦」は一番の見どころで、全校生徒が赤、黄、緑、青の各団に分かれ、練習を重ねてきた集団演技を繰り広げました。市教育長や教育委員、学校運営協議会長など日ごろからお世話になっている方7名が、生徒たちが一体となった美しさや迫力、創意工夫などを審査し、今年は見事に赤団が優勝しました。
また、トラックを囲んだ応援席には地域の大人たちのほか、昨年に続いて校区の小学校や飛騨吉城特別支援学校の皆さんも見学に訪れ、声援を送っていました。これは飛騨市学園構想のプロジェクトの一つ、校種間交流を通じて児童らが中学生活に親しみを描き、中学校への憧れを芽生えさせてもらうことでそれぞれ目標を持って進学してもらう狙いです。
閉会式では総合優勝に輝いた青団と応援合戦で優勝した赤団に優勝旗やトロフィーなどが贈られ、生徒たちの歓声がグラウンドいっぱいに響き渡りました。中村裕幸校長は「どの競技も勝利を目指し、仲間との絆を高めるためよくがんばってくれた。特に一糸乱れぬ応援合戦で見せた心を合わせた演技はすばらしく、感動を与えてくれました。この体育祭で味わった喜びや悔しさをぜひ今後に生かしてほしい」とあいさつしました。
生徒たちはこの後、各団に分かれて「団の健闘を讃える会」を開き、喜びをかみしめたり、今後の検討を誓い合っていました。
優勝した赤団応援団長中畑陽斗さん(3年)は「みんなで一体となってつかんだ優勝で、今は感謝の言葉しか見つかりません。1、2年生が自分たちで考え、作ってくれたオリジナルのメダルもかけてもらい、こんなにうれしいことはありません」と涙ながらに語っていました。