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ひだ宇宙科学館 カミオカラボ研究者トークが開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年6月20日更新

6月9日(日曜日)ひだ宇宙科学 カミオカラボ

研究者トークとは実際に研究されている研究者をカミオカラボにゲストとして招き、研究者自身の研究内容や研究生活についてお話ししていただく企画です。

この日は東京大学宇宙線研究所特任研究員 吉田将さんが講師となり「暗黒物質の探し方」についてトークイベントが行われ、市民ら9名が参加しました。

吉田さんは、素粒子実験、特に地下での稀事象探索・そのための検出器開発を専門としています。2024年4月から東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設で特任研究員として暗黒物質直接探索(XENONnT実験)に携わっています。

暗黒物質とは、宇宙全体の重さ(エネルギー密度)の約1/4を占める物質。色々なサイズの観測で存在の証拠がありますがそれでも正体不明です。吉田さんはまず暗黒物質の性質について分かっていることと分かっていないことを紹介。

暗黒物質の探し方は3つの方法を紹介し、その1つの周辺の暗黒物質が検出器にぶつかるのを待つ方法のXENONnTについてや暗黒物質探索の大敵:背景事象について説明をしました。暗黒物質の信号にそっくりな中性子と暗黒物質を区別するために"小型スーパーカミオカンデ"で検出器を囲っていることなども紹介しました。

参加者は頷きながら耳を傾け「装置の中にはなぜ水ではなくキセノンが入っているのですか」などと質問していました。終了後には「分かりやすくて面白かった」と笑顔で感想を話していました。

カミオカラボ研究者トークの様子(1)

カミオカラボ研究者トークの様子

カミオカラボ研究者トークの様子(2)

 カミオカラボ研究者トークの様子

カミオカラボ研究者トークの様子(3)

カミオカラボ研究者トークの様子

カミオカラボ研究者トークの様子(4)

カミオカラボ研究者トークの様子

カミオカラボ研究者トークの様子(5)

カミオカラボ研究者トークの様子

カミオカラボ研究者トークの様子(6)

カミオカラボ研究者トークの様子