6月10日(月) 宮川小学校
節電の大切さや環境への配慮の必要性を児童らに学んでもらい、環境を大切にする心を養ってもらおうと、地球温暖化や再生可能エネルギーなどについて学んだり、つる性の植物を育てて遮光することで建物に直射日光が当たらないようにする「グリーンカーテン」を作る授業が、宮川小学校で行われました。
関西電力グループが6月を「環境月間」として、自治体などと連携し、清掃活動や植樹活動、学校での環境エネルギー教室などを行っている取り組みの一環。当日は、関西電力(株)や(株)かんでんエルファームから4人が同校を訪問しました。
最初に、関西電力再生可能エネルギー事業本部庄川水力センターの森貴志さんが講師となり、「かんでん・でんき・きょうしつ」として環境や電気に関する座学を行いました。地球温暖化が起きる仕組みや、50年前と比べて世界の二酸化炭素排出量が2倍以上増えていること、地球温暖化で生じる問題点などを分かりやすく紹介。日本の二酸化炭素排出量の約4割は「発電」から生まれていることなども説明し、再生可能エネルギーを活用したいろいろな発電方法や、それぞれの発電方法のメリットとデメリットなども解説しました。二酸化炭素の排出量を減らすため、日常でできる電気を使いすぎない工夫などを紹介し、省エネの取り組みを呼びかけました。
座学の後、校舎南側の玄関脇に設置された8個のプランターにそれぞれ5株ずつフウセンカズラの苗を植えつけました。関西電力グループの皆さんから植え方のアドバイスを受けながら苗を植え、たっぷりと水やりをし、児童らは満足気な表情でした。
6年生の岡田陽斗さんは「ダムでも電力とかを作れるんだと学べました。今日作ったグリーンカーテンで涼しくなるんだなと思い、楽しみになりました」と感想を話していました。