6月15日(土曜日)古川郷土民芸会館
岐阜県で開催される今年の国民文化祭・「清流の国ぎふ」文化祭2024(10月14日~11月24日)を彩る巨大あんどんづくりが飛騨市内でも始まりました。この巨大あんどんは県内42市町村がそれぞれ工夫を凝らして作り上げるもので、開会式が行われる岐阜メモリアルセンターに飾りつけられ、会場を色彩ります。
作品(ちーオシスタチュー)は事前に公募した各地の「推し」をモチーフにテーマを決め、ワークショップ形式で制作されます。飛騨市では寄せられた44件の候補の中から「飛騨市民」をテーマに、東京藝術大学学長で岐阜県美術館の日比野克彦館長(「清流の国ぎふ」文化祭総合プロデューサー)が作品をデザインしました。
この日は事務局の県職員や飛騨市の関係人口プラットホーム「ヒダスケ!」の皆さんら約20人が集まり、制作をスタート。作品は高さ約2メートル。「飛騨市民」のイメージスケッチを基に、参加者は作業を分担し、長さ3メートルほどの割り竹80本を切ったり、削ったり。大小いくつもの輪を作り、山や人の形につないで完成させました。
「清流の国ぎふ」文化祭2024ちーオシ制作副部長の大西誠さんは「文化活動は地域を活性化させることが目的で、作るのはそのきっかけです。今回の活動を通して、地域の人々が『自分たちの地域の推しは何だろう?』と考え、皆でコミュニケーションをとり、活性化につながればいいですね」話しました。
参加した古川中3年の森下滉士朗さんは「工作が好きだし、飛騨市を象徴する作品のスタッフに加わりたくてさんかしました。竹は節が硬くて美しいラインをを出すのが難しかったです。最後まで参加して完成を見届けたいです」と、また、東京都から訪れた増田元美さんは「あんどんの作り方を知りたくて参加しました。竹を組むのも力仕事ですね。形になっていくのか楽しみです」と話しました。
このワークショップは次回6月30日に電球の取り付けと和紙の色付け、7月20日には和紙張りを行い、完成です。