6月22日(土曜日)史跡江馬氏館跡公園
江馬氏館跡の魅力を広く知っていただくため、江馬館内で短歌教室が開かれました。江馬館は平成12年から復元工事を開始し、平成29年には庭園と会所部分が国名勝「江馬氏館跡庭園」の指定を受けました。史跡と名勝の二重指定は岐阜県内初です。
やさしい短歌教室は昨年から始まり、今年で2年目になります。講師は地元神岡町出身で歌集も刊行されている川上まなみさん。今年は全6回開催される予定で、この日は第1回「笑える歌」というテーマで開催されました。市内外より20代から80代の7名が参加しました。
まず自己紹介の時間が設けられ名前と小さい頃なりたかった職業を紹介しました。次に「短歌ってなに?」「短歌、どれが好き?」「笑える日常を短歌にしよう!」の3つのテーマで進められました。
「短歌、どれが好き?」では、講師が17首を紹介し、隣同士でペアを組み感想を交流しました。「笑える日常を短歌にしよう!」では20分間の自由時間が設けられ、指で数を数えながら考えたり、講師にアドバイスをもらったりして短歌をつくっていきました。
白川茂さんは講師に「どちらの言葉のほうがいいですか?」と質問し「無くても分かるものを抜いて、一番面白いところを長くするといい」とアドバイスをもらっていました。「最初はできるかなと心配でしたが、教えていただいてなんとか出来ました。まだまだ推敲の余地がある。家に帰ってやり直したい」と話していました。
伊藤雪菜さんは「廊下にて 『うずらのたまご なんのたまご?』 『知らんわ』という ギャルの声がする」「前髪を 左に流した 先生の 右しか塗って ないアイシャドウ」など10首ほど紹介をしました。終了後には「初めてで緊張しましたが、やさしい短歌教室の名の通り簡単な言葉で教えてもらって、もっと作ってみたいと思いました。また参加して色んな人と交流できたら嬉しいです」と感想を述べました。
講師の川上さんは「笑える歌というテーマもあり、皆さん笑顔で参加していただけて嬉しかったです」と話していました。