6月30日(土)古川郷土民芸会館
岐阜県で開催される国民文化祭「清流の国ぎふ文化祭2024」(10月14日~11月24日)開会式を彩る巨大あんどん。県内42市町村がそれぞれ地域の推しをモチーフに作り、式場となる岐阜メモリアルセンターを彩ります。
今回はテーマ「飛騨市民」をモチーフに、骨組みに貼る和紙の色付けと、電球の取り付けが行われました。
この日は市内親子連れや飛騨市の関係人口プラットホーム「ヒダスケ!」、事務局の皆さんら25人が集まり、汗を流しました。和紙の色付けは河合町特産の「山中和紙」を使用。先ごろ行われた「薬草活用講座」で色付けしたものをベースに、薬草では出せない色を絵の具を塗って作りました。
色付けは主に子どもたち、大人たちは骨組みの仕上げや電球の取り付けを行いました。岐阜市の上田哲司さんは「モチーフの飛騨市民を割り竹でいくつも作りましたが、節の部分が硬く、手や足など細かい部分は折れやすいため、薄く削ったり、ヒートガンを使って熱を加えるなど手間がかかりました」と話していました。
親子で参加した古川町の水波恭子さんは「飛騨市を盛り上げるモニュメントに魅力を感じました。家族皆が関わった作品なので、いい記念になります」と。また古川小6年の橙子さんは「塗った和紙を竹に貼るのが大変。自分たちが作ったものを多くの人に見てもらうのが楽しみです」。同校3年の桜子さんは「みんなで作ることができてうれしかったです」と笑顔を見せていました。
技術指導を行った同文化祭制作副部長の大西誠さんは「飛騨市はよその地域と比べると細かい造形が多く、予定通りに仕上げるのが大変です」と話していました。次回は7月20日13時から和紙貼りを行い、完成です。