7月6日(土)、7日(日) 江馬氏館跡公園
神岡町の史跡「江馬氏館跡公園」の魅力を広く知ってもらい、利活用を推進する活動の一環として、同公園を舞台にした写真撮影会「たなばた出張撮影会」が開かれました。
この史跡の価値や魅力を発信し、地元の宝として後世へ伝えようと飛騨神岡まちづくり実行委員会が開催したもの。これまでにもフォトウェディングなどの開催はありましたが、広く市民に参加してもらっての写真撮影会は初めての試みだそうです。
今回は「子どもの成長を記録したい」「古希の記念に」と市民を中心に2日間で14組の応募がありました。参加者は、夏らしい浴衣や甚平など思い思いの衣装に身を包み、カメラに向かってポーズをとりました。
撮影したのは、神岡町出身のフォトグラファーで、今年フォトスタジオ「studio KIGI」を高山市でオープンした林実香さん。元気に飛び跳ねたり走り回ったりする子や撮影途中で泣き出す子もいましたが、声をかけたり玩具であやしたりしながら、プロの技術で一瞬のシャッターチャンスを逃さず撮影していました。
夫婦と子ども3人の家族で参加した古川町の秋田隼人さんは「七夕の思い出として写真が撮れて良かったです。江馬氏館跡公園は何回か来たことはありますが良いところですね。こういう場所で写真を撮るのは家族の思い出になるので、機会があればまた参加したいです」、息子の陸玖君は「写真を撮ってもらうのは好きだし、楽しかった」と話していました。
子どもや親族と一緒に参加した神岡町の下坂智代さんは「江馬氏館跡公園へは初めて来ましたし、プロのカメラマンに写真を撮っていただき、良い思い出になりました。子どもの成長ごとに撮らせていただけたら」と感想を話していました。
市の担当者は「観光の方と比べ、地元の方の利用が少ないので、この史跡の魅力をいろんな人に知っていただいたり、家族で訪れるきっかけをつくりたいと実施しました。神岡町出身の方が市内や高山市で活躍している姿も知っていただきたいです」と話していました。