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宮川小児童が飛騨みやがわ考古民俗館を見学しました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年7月23日更新

7月19日(金) 飛騨みやがわ考古民俗館

宮川小学校の全校児童8人が、同町の飛騨みやがわ考古民俗館を見学し、市職員から同館の魅力や無人開館に取り組んだ経緯、活用にかける思いなどを聞きました。

同校では「宮川再発見プロジェクト~みやがわキッズアンバサダーとして宮川のステキを伝えよう」をテーマにふるさと学習を行っています。地元・宮川町のさまざまな魅力を学びながら、児童自らその魅力を広く伝えていこうという試み。

今年度は、地域学校協働本部の皆さんから「子どもたちが同館のガイドとして活動することを通じ、コミュニケーション力の向上や、自ら説明・発信する力を養ってもらいたい」という提言があったことを受け、同館と地域、学校が連携して同館を中心に探究活動を行い、児童がガイドとして同館の価値や関わっている人々の思いを広く伝えられるような活動を目指します。

この日は、市の学芸員や職員が講師となり、無人開館を始めた経緯や思い、同館や収蔵品の価値などについて講義を行いました。

同館は、宮川町内で発掘された縄文土器や石器、石棒をはじめ、近年まで使われていた民具などもたくさん収められており、同町の歴史や文化を知ることができる重要な建物だと紹介。そうした「財産」を集め、守ってきた先人の思いが込められている場所だと強調しました。昔の道具と今の道具を比べてみると、だんだん進化していることが分かるのも、昔の道具が守られ残っているからだと指摘しました。

一方、市の中心部から遠く離れていることや雪深い地域であることから維持管理が大変なことや、人口減少によって管理する人がなかなか集まらないことが課題になっていることも説明しました。そこで、管理人がいなくても営業できるよう、デジタル機器を使った無人開館に取り組んだと紹介。スマホを使った遠隔操作で館内の電灯を点灯・消灯したり、監視カメラも操作できることを説明し、その場で操作の体験もありました。

また、普段は入れない収蔵庫も見学し、縄文土器をさわったり手で持ち上げたりする体験もあり、児童らは「けっこう重い」「中がざらざらしてる」などと感想を話していました。展示品をタブレットで撮影したり、説明をメモしたりしながら見学し、活発に質問をしていました。
見学を終えた松永千尋さんは「昔の人は石棒や土器などを工夫して作っていて、努力してきたことがよく分かりました」と感想を話しました。

当日の様子​

宮川小学校 みやがわ考古民俗館見学 集合写真
みやがわ考古民俗館見学の様子小学生に講義を行う市職員

小学生に講義を行う市職員​​
小学生に講義を行う市職員
小学生に講義を行う市職員
見学する小学生の様子​​​縄文土器を触る小学生の様子
​​​​縄文土器を触る小学生の様子石棒を見学する小学生の様子