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「なないろマフを編む会」の皆さんが市長と懇談しました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年7月26日更新

7月24日(水曜日) 市役所

認知症の人やその介護者の支援、認知症の予防・早期発見に向けた取り組みなどを行っている神岡町のものわすれ相談窓口「オレンジ相談なないろ」を拠点に活動している「なないろマフを編む会」が、飛騨地域では初となる「チームオレンジ」に認定されたことを受け、メンバーの皆さんが市役所を訪れて都竹市長と懇談しました。

「チームオレンジ」とは、認知症サポーター・ステップアップ講座を受講され、近隣のサポーターの皆さんとチームを組み、認知症の人やその介護者の暮らしを早い段階から支援するなど、住み慣れた地域で支えようと国が進めている取り組みです。

「なないろマフを編む会」は、「マフ」と呼ばれる毛糸で編んだ筒状のニット小物を制作し、飛騨地域8ヵ所の病院や介護施設へ提供する活動を行っています。「マフ」に手を入れると手が暖まったり、内部に付けてあるマスコットなどをさわることで、気持ちを穏やかにする効果があるといわれ、認知症の人だけでなく、せん妄などで落ち着かない人、痛みや不安が強く眠れない時がある人なども利用しているそうです。近年では、せん妄対策や身体拘束解除のツールとしても認識され、全国的に医療・介護施設で普及が進んでいます。

編み物の指導者でもあった同会代表の原田操さんが、「オレンジ相談なないろ」の相談支援員を務める工藤佳子さんらと手芸の作品展を開いた際、出展者から「マフ」について紹介を受け、周囲に呼びかけて活動を始め、昨年秋に会を発足しました。現在は70歳以上の女性ら約15人が月に2回、水曜日の午後に集まって活動しており、認知症当事者の方も参加しています。最近では高山赤十字病院でマフ作りのお手伝いもしているそうです。

この日は、原田さんなどメンバー10人と工藤さんが市役所を訪問。都竹市長に「マフ」の良さや活動内容などを紹介しました。

「マフ」を手にした都竹市長は「手元が落ち着かない障がいのある人などにも良いと思います。編み物で手を動かしたり、集まっておしゃべりもできて、メンバーの皆さんの認知症予防にもつながるのでは。とても良い取り組みなので、大いに盛り上げて頑張っていただきたい」と激励しました。

原田代表は「活動を通じて、患者さんに心穏やかになってもらい、元気を与えられたら。作る私たちも元気をもらい、楽しみながら活動しています」と笑顔で話していました。

当日の様子​

なないろマフを編む会の皆さんが市長 集合写真
なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子
なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子
なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子
なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子
​​なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子
​​なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子​​なないろマフを編む会の皆さんが市長懇談の様子

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