8月3日(土曜日)江馬氏館跡公園
江馬氏館跡を地域資源として利活用する事業の一環として、なつやすみワークショップが開催されました。このイベントは今回で3回目となります。
市内外の小学生とその保護者26名が参加し、国名勝に指定された江馬館の庭園を見ながら箱庭を作りました。
飛騨市教育委員会学芸員の大下永さんは江馬館や全国にある4つの庭を紹介したあと「箱庭でどういう世界を表現したいか、設計図を書いてみましょう」と話し、子どもたちはまず設計図を書きました。
つぎに、中谷造園の中谷一隆さんから箱庭の作り方を学びました。「まず植物の配置を決めます。先に土を入れると、植物を入れるのが大変になるので、先に植物を入れましょう」とアドバイスがあり、土、石、ヤマゴケ、ハツユキカズラ、タマリュウを使用して実際に箱庭を作りました。
子どもたちは、持ち込んだキャラクターや恐竜などのおもちゃを配置したりして自分の世界を箱庭で表現していました。
その後、完成した箱庭を縁側に並べて大下さんが一人ずつ順番に感想を話しました。「手前が低く、奥が高くなっていてすごく考えられている」「赤い車を際立たせるために、白い砂の上に置いているのが良い」などと話し、子どもたちは耳を傾けました。