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直売所での農産物の売り方や栽培のコツをアドバイスするセミナーを開催

印刷用ページを表示する掲載日:2024年8月14日更新

8月8日(木) 市役所

市内に3ヵ所ある農産物直売施設に野菜などを出荷している人や、これから出荷を考えている人、農業に関心のある人などを対象に、収穫した野菜の販売方法や売上アップのコツなどについてアドバイスするセミナーが行われました。

直売所に出荷する人が大切にすべき心得や商品PRのポイント、売れ筋の野菜の栽培方法のコツなどを解説するもの。この日は、出荷者だけでなく家庭菜園に取り組んでいる人など約20人が参加しました。農産物直売所の開設コンサルティングや経営改善支援などを行っている(株)シンセニアンの農産物直売所アドバイザー、勝本吉伸さんを講師に招き、「定番野菜に加えて珍しい野菜も作ってみよう!」と題して実施しました。

勝本さんは、取りたてが最も美味しく、収穫から店頭に並ぶまでに時間がかかると味が落ちてしまうトウモロコシやエダマメのような直売所向きの野菜や、トマトなど子どもが好きな野菜など売れ筋の商品を店頭に置くこと、珍しい品種の野菜の栽培や販売を行うこと、同じ種類の野菜でも種まきの時期をずらしながら栽培して出荷時期を長くすることなどが重要と強調しました。

直売所は安売りをする施設ではなく、商品の特徴や食べ方、味や食感などを商品説明のPOPできちんと説明することや、ちょっとしたおまけ、包装などを工夫することで購買意欲をあげることができると説明。曲がったり小さめの野菜もきちんと理由を示して少し安くすることで十分に売れると紹介しました。

また、これから秋・冬野菜の栽培時期を迎えることを受け、人気のハクサイやダイコン、ブロッコリーなど各野菜ごとに栽培のコツも説明しました。適切な肥料管理や農薬散布などのポイントもていねいにアドバイス。団粒構造をもった土の大切さやその作り方も説明しました。他に、近年人気となっている珍しい欧州野菜やその栽培の方法も紹介しました。
この日は、飛騨農林事務所農業普及課の職員による農薬の適正使用に関する講義もありました。使用方法を守らないことで法令違反となり、販売した商品を回収するといった損害が生じたり、たった1人のために産地の評価やブランド価値の低下を招いて信用を失うなど大きな影響が出る可能性があると指摘。記載されたラベルをしっかり読み、使用する量や回数、適用作物や使用時期などを守り、使用履歴をきちんと記帳しておくことが結果的に自分自身を守ることにつながると強調しました。

参加した古川町の上ヶ平峰雄さんは「新しい野菜に興味があったので参加してみました。次から次へと新しいものが出てくるので、それにどう対応していくかや、どういうものが美味しいかなどが分かって良かったです。家庭菜園をやっているので、自分の畑でも作ってみたいと思った野菜がありました」と感想を話しました。

当日の様子

直売所での農産物の売り方や栽培のコツをアドバイスするセミナー
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