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親子で「畑でクッキング」を楽しみました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年8月19日更新

8月10日(土) ありがとうファーム

保育園児や小学生とその保護者らを対象に、自然にふれながら旬の野菜を畑で収穫して味わってもらう体験イベント「学んで・採って・食べる 畑でクッキング in 神岡」が、神岡町伏方のありがとうファームほ場で開かれました。

子どもらに、食材を畑で収穫してから調理して食べるまでの「食」に関する一連の過程を体感してもらったり、環境負荷を軽減するなどのこだわりを持った農家の取り組みを広く知ってもらおうと、令和元年度から行われている催し。今年は、有機栽培で美味しい野菜づくりに取り組んでいる同農園の雲英顕一さんのほ場で開催しました。

当日は、市内や高山市などから親子連れ9組24人が参加しました。雲英さんは「ここは広葉樹の森が残っていて、質の高い水が豊富。こうした水にほれこんで有機農業を続けています」などと自己紹介。その後、ハウス栽培をしている「サンマルツァーノ」と呼ばれる細長い中玉トマトや大玉トマトを収穫。ミニトマトも収穫し、一部はその場で味わいながら「美味しい」「甘い」などと参加者は歓声をあげました。

この日は、ナスやズッキーニ、万願寺トウガラシなどを選んでその場で素揚げした野菜、飛騨コロッケ、トマトなどを、竹炭を練り込んだバンズではさんだハンバーガーを味わいました。ボリュームたっぷりのハンバーガーで、子どもたちは大きく口を開けてかぶりつきました。

古川町から参加した清水勘太君(古川西小2年)は「ハンバーガーは美味い!今度から野菜を食べられそう」、母の真知子さんは「息子は普段、野菜をあまり食べないんですが、今日は食べられました。トマトの収穫はなかなかできないので、今日は経験できて楽しかったです。ハンバーガーは、素揚げのズッキーニがとろとろで美味しかった。ハンバーガーを食べたいのと収穫体験が目的で、今日で3回目の参加です」と話していました。

また、雲英さんの案内で、ほ場を歩いたり草の中で育っているニラを探したりして農場を見学。雲英さんは「私たちはさまざまな生命の循環の中で生かされており、生命の途中の美味しいところをいただいています。『(生命を)いただきます』という気持ちで食べてください」などと呼びかけました。

他に、神岡町で英語塾の講師をしながら、今年独立して有機農業に取り組んでいるNatural Farm Terra Hidaの長田潤さんが、野菜や果物の種類や味わいなどを英語で表現する「英語で野菜クイズ」を行いました。参加者は、ピーマンは「グリーンペッパー」で「ビター(苦い)」なこと、スイカは「ウォーターメロン」で「スウィート(甘い)」なことなどを学びました。

古川町の柳坪まゆみさんは、息子の桜介君(4)と今回初めて参加しました。「息子と一緒に野菜を採る体験をしたいと思い、参加しました。屋外での体験は子どもも楽しかったようです。息子は普段、野菜が好きではないんですが、野菜バーガーは食べていました。自分で採ったものは特別なんだなあと思いました」と感想を話しました。

雲英さんは「催しを楽しんでいただけるのが一番ですが、この機会を通じて、私たちは自然の仕組みの中で生かされているということも感じていただけたら。生命の循環の中で食べさせていただいていることを感じて、普段なにげなく口にしている『いただきます』『ごちそうさま』という言葉にも意味があるのだと何となく分かってもらえたら」と話していました。

当日の様子


畑でクッキング 集合写真
収穫の様子
畑でクッキングの様子​​​畑でクッキングの様子
収穫の様子
収穫の様子
畑でクッキングの様子
畑でクッキングの様子
畑でクッキングの様子
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