8月22日(木曜日)飛騨市図書館
飛騨市生涯学習推進会議子育てネットワーク部会が企画し、えほんの選び方や読み聞かせの仕方を図書館司書から教わる勉強会が開催され、市民ら10名が参加しました。これまで部員限定の勉強会を年に1、2回開催しておりましたが、飛騨市図書館での一般の方も参加できる勉強会は今回が初めてです。
飛騨市生涯学習推進会議では、生涯にわたって意欲的に学び、生きがいを感じながら社会貢献する人づくりをテーマに活動しています。4つの部会に分かれてそれぞれ活動をしており、そのひとつが子育てネットワーク部会です。
この日はまず、飛騨市図書館の副館長 西倉幸子さんから絵本の読み聞かせで育まれるもの、読み聞かせ絵本の選び方などの紹介がありました。
読み聞かせの仕方では「すべてのページに開き癖をつけておく」「絵本は体の右側か左側に構え、手前から奥にページを送る」「送る手の親指に指サックをはめる」などのアドバイスがありました。また、「読んで欲しいなと思うもの以外にも、子どもたちが選ぶ視点も大事にして欲しい」と話していました。
つぎに、神岡図書館司書の吉田翔さんが読み聞かせのお手本を見せ、参加者は約10分間実際に声に出して読み聞かせの練習をしました。西倉さんは「図書館での読み聞かせは過度な演技やアドリブを控え、絵本本来の表現をそのまま伝える」と話していました。その後、3グループに分かれグループ内で順番に自分で選んだ1冊の読み聞かせをしました。
参加者の野道茉由さんは「いつも自己流で読み聞かせをしているけど、読み聞かせの理論が聞けて良かった。読書が大事とは知っていたけど、なぜ読書が大事なのか、そういうのを言葉で教えていただけて勉強になった」と感想を述べました。
西倉さんは「貴重な機会をいただけて楽しかった。また機会があればどこへでも行きたい。図書館でこだわりを持っていることを伝えることができて良かった。純粋に楽しんでいただけて良かった」と話していました。