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お金にまつわる基礎を学ぶ講座が開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年9月17日更新

9月9日(月曜日) 市役所

市内の事業所に勤務する若手の社会人や個人事業主の皆さん、若手市職員などを対象に、お金に関する基礎を学ぶ講演会「社会人が知っておきたい お金の話」が市役所で行われました。

生活に欠かせない「お金」のことについて改めて学び、将来への不安や悩みの解消につなげてもらおうと、飛騨市経済連合会が中心となって開催しました。この日は、お金について学ぶ機会が少ない日本で「お金の教育」を普及する活動を進めている(株)ArtBiz代表取締役の大河内薫さんを講師に迎えて実施。大河内さんは、芸術家・クリエイターに特化した税理士事務所を運営するかたわら、小学生から大学生までの若者を中心に無償で「お金」の授業を行っており、著書も出版されています。

大河内さんは、近年の倒産企業の「平均寿命」は約23年であり、すでに終身雇用が難しくなっている現状を紹介しながら「こうした現状をほとんどの日本人は知らない。知っているのと知らないのとでは、人生の生き方が変わってきます」などと強調しました。また、国が「年金だけでは、老後の30年間で約2,000万円が不足する」と発表した、いわゆる老後資金2,000万円問題にふれ、「非常にまれなケースを算定根拠に据えていて問題がある。1世帯がいくら使うか、年金がいくらかは人それぞれで全く異なる」と指摘。「情報に踊らされないためにも知識が必要。自分の給与や税金の中身、現在や老後の家計、年金の額などをきちんと読み解き、お金にまつわる情報の真実を確かめる習慣づけを」と呼びかけました。

また、「今を生きるため」「やりたいことを楽しむため」「老後を最後まで生きるため」など場合分けをしながら、考えなければならない要点を説明。「現代は給料のみでは厳しい時代になってきている」「これからはお金に向き合い、しっかり考えていくことが絶対条件となる」と強調し、お金についてのリテラシーを高めていくことの重要性を訴えました。

参加者はメモを取ったり、質問をしながら熱心に耳を傾けました。神岡町で「もんじろう商店」を営む谷口友和さんは「お金の流れや守り方を聞きたいと思い、参加しました。お金の使い方をしっかり聞けましたし、良い税理士さんの見つけ方などについても聞けて良かったです」と感想を話しました。

当日の様子

お金にまつわる講座の様子
お金にまつわる講座の様子
お金にまつわる講座の様子
​​お金にまつわる講座の様子
お金にまつわる講座の様子
お金にまつわる講座の様子
お金にまつわる講座の様子​​​