9月10日(火曜日) 市役所
飛騨市内を運行する「飛騨市おでかけバス・ひだまる」の利用を幅広い年代にPRし、利用促進につなげようと制作されたキャラクター「ひだまるちゃん」をお披露目するセレモニーが開かれました。
このバスを利用する機会の多い吉城高校の生徒を対象として昨年7月に実施した公共交通に関するワークショップで、参加した同校の生徒から「ひだまるバスのキャラクターを作れないか」と提案があったことから検討を始めました。同校の課題探究授業の一環で2年前、飛騨市ファンクラブのキャラクターとして制作した4体のキャラクター「ひだやさ」にもっと活躍の場を与えようと企画。この中から1体を選んでもらおうと、保育園児から一般の人までを対象に今年6月、投票を実施して決定しました。
今回選ばれたキャラクターはキツネをモチーフにしたもので、耳は市の花であるミズバショウをイメージ。祭りが好きでいつも法被を着ており、飛騨牛とアユが好物という設定です。9月中に市内に全戸配付される時刻表に掲載される他、キャラクターを印刷した48センチ×28センチの大きさのマグネットプレートをひだまるバスの車体に掲示。プレートのデザインは、4町それぞれの特徴を表現したものになっています。また、バス停の標柱にも掲示される予定です。
セレモニーには都竹市長をはじめ、今回の企画に尽力した同校のプロジェクトメンバーである丸山一葉さん、柚原萌杏さん、葛井陽茉璃さん、内田菜月さんらが出席。キャラクターのマグネットプレートが張られたひだまるバスをバックに笑顔で写真撮影をしました。
出席した都竹市長は謝辞を述べ、「とても親しみやすいキャラクターで、バスと言えば『ひだまるちゃん』と市民に親しんでもらえるのでは。いかに皆さんに親しんでもらえるかが、このバスの大きなテーマなので、その助けになってくれると思います」などとあいさつしました。
同校1年生の時にこのキャラクターを考案・制作したという3年生の丸山さんは「このキャラクターをもっと広め、最終的にはこのキャラクターがきっかけで飛騨市のことを知ってもらえるようになったらいいなと昨年は活動してきました。中学生のころは私もこのバスで登校していて本当にお世話になったので、このような形でバスと関わりを持て、大好きな飛騨市に貢献できて嬉しいです。小さい子たちも乗ってくれる活気のあるバスになれば」と思いを述べました。