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地元での災害や身近な防災対策について親子で学びました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年9月17日更新

9月13日(金曜日) 河合小学校

河合小学校の全校児童29人やその保護者を対象に、親子で身近な防災について学ぶ「全校防災DAYキャンプ」が開催されました。

自分たちでできる身近な防災対策や、かつて起きた地域の災害などについて正しく学び、親子で楽しくふれ合いながら防災について考える機会にしてもらおうと、河合小学校PTAが参観日の一環で実施したもの。当日は、飛騨市防災士会河合支部のメンバー7人が訪れ、講話やワークショップを行いました。

平成11年、平成16年に地元で起きた大災害について、当時役場職員として対応にあたった吉川慶さんが体験をもとに紹介。被害を受けた現場の写真や動画などを示しながら詳細に話しました。

平成16年の災害では、宮川上流にある高山市で降った大雨の影響で、下流の飛騨市で災害が起きたことを説明。地域が水没して全域が停電したこと、鉄道が数年にわたって不通になったこと、現・河合小学校校舎に避難者がいないか警察や消防団の皆さんと一緒にボートを漕いで点検に来た経験を振り返りました。「大災害が起きる際には、いつもは感じないような独特の臭いが鼻をつき、川では岩と岩がぶつかってすごい音がします。五感で感じて自分の身を守って」と呼びかけました。

講話の後、3~6年生は、風水害が接近している状況から発災、通過するまでの24時間に行う避難行動などを追体験できるシミュレーションゲーム「風水害24」を実施。親子で話し合ったり、周囲の人たちと相談しながら挑戦しました。

1~2年生は、熱に強いビニール袋を用いた簡単パッククッキングなどを親子で体験しました。「鶏もも肉の甘辛煮」「蒸しパン」「コマツナとツナ缶の煮びたし」作りなどに挑戦。袋に材料や調味料を入れ、それぞれ規定の時間、沸騰した湯で煮ました。「ポテトサラダ」は、スナック菓子に湯を加えてよく混ぜ合わせ、マヨネーズや冷凍野菜を加えて完成させました。参加者は最初、恐る恐る箸をつけていましたが、口にすると「美味しい」と歓声をあげました。

パッククッキングを体験した水川耕介さんは「家庭ではなかなかできないので、すごく勉強になりました。簡単だし洗い物も減るし、1つでも知っておくと役に立ちますね。子どもと家でやってみるのも楽しいかも」、息子の源慈君は「鶏肉の料理が美味しかった。楽しかったので、家でもお父さんとやってみたい」と話していました。

飛騨市防災士会河合支部長の中吉覚さんは「防災士として少しでも地域のお役に立てれば。今日体験した中から、何か1つでも覚えていってくださると嬉しいです」と話していました。

当日の様子

全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子
​​全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子
全校防災DAYキャンプの様子

全校防災DAYキャンプ パッククッキングの写真​​​