9月14日(土曜日)史跡江馬氏館跡公園
薪能『藤橋』公演が開催され、史跡江馬氏館跡公園の特設舞台で市民らを魅了しました。
能『藤橋』は、戦国時代当地を治めた江馬氏に纏わる所謡「藤橋」を元に、平成18年・故野村幻雪(四郎)師により作能され、以来地元の有志により公演されています。
この日の公演に向け、神岡藤橋会と古川謡曲連合会の会員は観世流能楽師の武田文志さんに3回指導していただき、古川町公民館と上気多公民館にて3か月ほど稽古を重ねました。
第1部の会員発表会では、橋弁慶、羽衣、猩々、田村、放下僧、鶴亀の6番の演目を披露。
第2部では都竹市長と下出教育長による火入れ式のあと、薪能『藤橋』が披露されました。
都竹市長は「今年も江馬館で開催されるのは嬉しい。皆さんが発表の機会を設けて、観衆していただくのは素敵なこと。これからも若い会員さんに入っていただき、このような公演を続けていければ」とあいさつしました。
薪能『藤橋』でシテを演じられたのは、昨年に続いて桐山邦夫さんです。かがり火が灯る幻想的な中、観客は伝統芸能の奥深さを堪能しました。
実行委員長の澤田忠久さんは「無事終わって良かった。皆さんに来ていただいて、盛大にできました。ぜひ、若い人にも興味を持ってもらって、お手伝いをしていただければありがたい」と話しました。