10月18日(金曜日)市役所
ダイバーシティのまちづくりの第一歩として、市民一人ひとりが互いの違いを認め合うことが求められています。
今年3月、飛騨市ダイバーシティ宣言が公表されました。今回の交流会は市民にダイバーシティの意識を高めてもらうため、与えられたテーマについてグループで話し合いながら川柳を楽しむものです。
発案者は障がいを抱えながら社会福祉士や精神保健福祉士として活動する近藤響子さん(古川町)で、地域おこし協力隊の小柳津仁さんがサポートに加わりました。
この日は福祉関係者を含め、市民ら約40人が参加。グループ別に「飛騨市の常識と他所の非常識」をテーマに和気あいあいと話しながらさまざまな事例を出し合い、周囲の意見や考え方を共有しながら思いのこもった川柳を作りました。
最後にグループ別に作品を発表し、あるグループは「都会と違って田舎は鍵をかけない人が多いという非常識から着想を得ました」と、「玄関も 心のカギも かけないよ」という川柳を披露しました。
終了後、近藤さんは「今回はダイバーシティのまちの実現に向けて“他者理解”の第一歩になればと企画しました。一人ひとりを大切にする“ダイバーシティひだ”を目指し、今後も活動を続けたいと思います」とあいさつ。
参加した古川町の山下千鶴さんは「ダイバーシティの第一歩が理解できました。人によって考え方が違ったり、正解もないことが分かりました」と話していました。