ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作りを体験

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作りを体験

印刷用ページを表示する掲載日:2024年10月30日更新

10月24日(木曜日) ひだ森のめぐみ

薬草の成分を抽出した液体「チンキ」の作り方やその活用法などを体験する薬草講座が、古川町弐之町の薬草拠点ひだ森のめぐみで開かれました。今年度「薬草のある暮らし」をテーマに開催している連続講座の5回目で、今回は市内外から18人が参加しました。

チンキとは、生薬やハーブなどをアルコール類に漬け込み、その成分を抽出した液剤のことです。原液を少量うがいや虫さされに使ったり、精製水などと混ぜて化粧水や虫よけ液にしたり、蜜ろうなどと混ぜて保湿クリームにするなど、さまざまな用途に活用されます。ホワイトリカーなどに漬けることで、水に溶けやすい薬草の成分と、アルコールに溶けやすい油成分の両方を抽出することができるそうです。

当日は、薬草コンシェルジュとして薬草に関する幅広い活動を行っている「Lib.」の岡本文さんが講師となり、抗菌・抗酸化作用が高いといわれるヨモギを使ったチンキ作り、香りがとても良いクロモジのチンキを活用したマウスウォッシュスプレー作りに挑戦しました。

最初に岡本さんからヨモギの効能や活用法、チンキの作り方の説明を聞いた後、用意された乾燥ヨモギを使ってチンキ作りに取り組みました。この日は190ミリリットル瓶を用い、瓶の8分目までヨモギを詰め、ホワイトリカーを入れて蓋をしたら仕込みは完了。遮光して1ヵ月ほど冷暗所に置いた後、ヨモギを濾して完成となります。

クロモジのマウスウォッシュ作りでは、事前に用意されたクロモジのチンキを活用しました。30ミリリットルの精製水をスプレーボトルに入れ、チンキを1滴たらして完成。参加者は、クロモジの小枝の匂いを嗅いだり、作ったマウスウォッシュを試したりして満足気な様子でした。

薬草講座を受けるのは2回目という高山市の加藤恵さんは「ヨモギのいろんな用途をたくさんまとめてあり、分かりやすくて良かったです。作ったチンキとマウスウォッシュを友人にも紹介したい。今日作ったチンキの活用はこれから考えてみたいです」と話していました。

当日の様子

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作りの様子
ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作り 全体の様子

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作り 全体の様子

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作り 講師

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作りの様子

ヨモギのチンキやクロモジのマウスウォッシュ作りの様子