10月30日(水曜日)市図書館情報発信室
飛騨市では名古屋大学と連携し、長年デジタル活用による課題解決に取り組んでいます。勉強会はインスタグラムによる効果的な情報発信を地域の皆さんに学んでもらうため、今年2月にスタートしました。
初回は投稿方法としてリール(全画面表示できる動画)の作成方法を学びました。今回は「飛騨の観光促進に向けたスキル向上」を目的にフォロワーやリーチ数を増やすテクニックを、同大学院情報研究科の伊藤詩織さんが指導しました。
インスタグラムは写真と動画を共有するSNSで店の魅力や地域の良さなどを広く発信するためにさまざまなビジネスシーンで活用されます。
伊藤さんは最初に個人アカウントからプロアカウントへの切り替え方を教え、参加者も実際にスマホを手に体験しました。プロアカウントにすると企業情報などビジネスプロフィールの作成が可能になるばかりか、インスタが無料で提供するインサイト機能によって「データ解析」も可能になります。
伊藤さんは「この機能を通してフォロワー獲得につながる戦略を練ることができます」と話しました。
最後に参加者がそれぞれプロフェッショナルダッシュボードに示される閲覧数やインタラクション、合計フォロワー数などのデータを使って今後の施策を考えました。
三寺めぐり朝市の福山良子さんは「新鮮な野菜や花がある朝市を多くの人に知ってもらい、若いお母さんたちにも利用を呼び掛けたいと受講しました。考えた施策としてはまずお得な情報を投稿し、その後、リール投稿でフォロワーを増やし、ハイライトとして大切な情報を残したいと思います。今後、勉強を続けてより閲覧数が増える投稿を考えたい」と語りました。
セミナー終了後、伊藤さんは「このセミナーだけでは伝え切れないことが多いので、今後、インスタに詳しい人を中心にどんどん利用者の輪が広がり、全国に向けて地域の魅力が伝わればと思います」と話しました。