11月2日(土曜日)飛騨みやがわ考古民俗館
宮川小児童8人がふるさと学習の一環で飛騨みやがわ考古民俗館の「半日館長」を務め、それぞれ工夫を凝らした方法で展示物を紹介しました。児童たちはみやがわキッズアンバサダーとして日ごろから「宮川再発見プロジェクト」に取り組み、今回初めて同館のガイドを務めました。
児童たちは館内の展示物について、事前に市教委学芸員から聞き取り調査し、リハーサルを行って準備しました。
この日は最初に任命式が行われ、児童たちは学芸員の保谷里歩さんからタスキをかけてもらった後、「雪国の暮らし」や「漁労」「狩り」「石棒」などの各コーナーに分かれてガイドをスタート。雪国の暮らしコーナーでは輪かんじきの前で「豪雪地では輪を二重にして雪にズボッと入らないようにします」などと解説。
また、石棒のコーナーでは「石棒は角張って削りやすい塩屋石が使われます。ここには何本の石棒があるでしょうか?」とクイズ形式にしたり、利用方法に関して「石棒が何に使われたか、調べてみるのも考古学のおもしろいところです」などと自分の意見を述べていました。
来場した地元の丸田あずささんと娘の桃香さん、友人の宮前天寧さんは「よく調べ、話し方も丁寧でとても分かりやすかったです」「小学生の時に発表したことがありますが、自分たちよりしっかり準備ができていて上手なのでびっくりしました」と話していました。
土器のコーナーを担当した2年の松永千尋さんは「すごく緊張したけど、学校で何度も練習したので自信をもって話すことができました」と笑顔を見せていました。
この日はあいにくの雨にもかかわらず、地域の人など約60人が来場しました。